侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part3
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267: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/22(日) 22:34:35.02 ID:WJlAx85d0

歩夢「あの……」

薫子「ん?」

歩夢「栞子ちゃんには……会わないんですか……? きっと、実のお姉さんとなら……会いたがっていると思います……」

薫子「……ふふ、歩夢。君は優しい子だね」

歩夢「……」

薫子「……ちゃんと、アタシの役目を全うしきったら、そのときには会うのも悪くないかもね。その頃には栞子も……いろんな世界を見て、大人になってるだろうしさ」

歩夢「そのときはちゃんと……会ってあげてください……。……家族がずっと会えないなんて……寂しすぎるから……」


やや誤魔化すように言っていた薫子さんも、歩夢の物言いに思うことがあったのか──


薫子「……わかった。全てにケリがついたときは、ちゃんと妹に──栞子に会いに行くよ。……約束する」


真剣な顔で、歩夢に言葉に答えるのだった。


歩夢「はい……お願いします。栞子ちゃんのためにも……薫子さんのためにも」

薫子「……改めて、君が栞子に出会ってくれたこと……本当に感謝するよ」


薫子さんはもう一度、歩夢に頭を下げた。


薫子「……ってわけで、アタシからの話はこんなもんかな。ランジュのこと含めて……今回は本当にありがとう。お陰で、誰も責任を負ったりする必要もなく、解決出来たよ」

せつ菜「万事解決したのなら、何よりです!」

薫子「ホント、迷惑ばっか掛けちゃったから……もし何かあったときは言ってくれたら、いろいろ手を貸すからさ。リーグ側にコネがあると何かと便利だろうし」

リナ『職権濫用』 ||  ̄ ᇫ  ̄ ||

薫子「お、いいのかな〜? 一番リーグから力を借りたいのは、リナちゃん、君じゃないのかな〜?」

リナ『私のこと、知ってたんだ』 || ╹ᇫ╹ ||

薫子「アタシこれでも、結構リーグでいい位置にいるからね」


確かにリナちゃんはプリズムステイツのこともあるし……リーグと繋がりが出来るのは悪い話じゃないのかもしれない。


侑「じゃあ、もし何か協力して欲しいことがあったら……連絡するかもしれません」

薫子「ん、いつでも待ってるよ♪ アタシに出来ることだったら、なんでも協力してあげるからさ♪ そんじゃ、この辺でアタシはお暇するね。仕事も残ってるから!」


そう残して、薫子さんは去っていったのだった。






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