265: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/22(日) 22:31:39.90 ID:WJlAx85d0
侑「剥いて……欲しいな」
歩夢「う、うん」
侑「それで、その……あーんって、して欲しいんだけど……」
歩夢「え!? ……い、いいけど……/// 急にどうしたの……?」
侑「……ん、その……さ……」
歩夢「うん」
侑「歩夢……最近ずっと、栞子ちゃんに構ってばっかりだったから……たまには……私にも構ってくれないと、嫌って言うか……」
歩夢「へ……///」
侑「どうしたの……? 顔赤いよ……?」
歩夢「な、なんでもないよ……/// えっと、皮剥く前に、手洗ってくるね……!!」
歩夢がパタパタと病室を出て行く。
侑「あ……ヒバニーリンゴにしてって言うの忘れてた……」
そんなことを言っていると、突然しずくちゃんが近寄ってきて、
しずく「侑先輩…………ありがとうございます」
何故か、お礼と共に深々と頭を下げられた。
侑「へ? ど、どういたしまして……?」
リナ『侑さん、成長した』 ||  ̄ ᇫ  ̄ ||
かすみ「それにしても歩夢先輩……めっちゃ顔がニヤけてましたねぇ……」
侑「……? ……??」
せつ菜「侑さん侑さん! 私もヒバニーさんリンゴ食べたいです!」
侑「あ、うん! せつ菜ちゃんの分も剥いてもらおっか!」
リナ『……』 ||;◐ ◡ ◐ ||
かすみ「侑先輩は侑先輩かもですね……」
「ブイ…」
しずく「……歩夢さんとせつ菜さん……それもありですね……」
侑「……?? ……???」
なんだかよくわからないけど……今日も私たちツシマ研究所の図鑑所有者は仲良しです。
🎹 🎹 🎹
──さて、退院もして、すっかり元気になった頃……私は歩夢、せつ菜ちゃんと一緒にある人に会いに来ていました。
侑「ここで待ってればいいって、メールには書いてあったんだけど……」
「ブイ?」
リナ『うん、間違いないよ』 || ╹ᇫ╹ ||
私たちが訪れているここは──音ノ木の麓だ。
しばらく、待っていると──
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