258: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/21(土) 12:45:25.65 ID:Vp8VUFfr0
侑「大丈夫……イーブイとのキズナが、ここにあるから。……旅で出会った全ての人たち、全てのポケモンたちとの繋がりがここにあるから……」
「ブイッ!!!!!」
イーブイの光がより強く増していく。
イーブイと私の、全部の大好きの気持ちを込めた、この一撃で──証明するから……!!
侑「……人とポケモンのキズナは──負けたりしないって!!!」
「ブィィィィッ!!!!!!」
「キリュリリュリシイィィィィィ!!!!!!!!!」
2匹のポケモンが──同時に飛び出した。
片や翡翠色の龍神。
片や人とキズナを交わした、小さきポケモン。
両者が──“ブイブイブレイク”と“ガリョウテンセイ”がぶつかり合う。
巨大な力がぶつかり合い、エネルギーとなって爆ぜ散っている。
風は乱れ、光が周囲を眩く照らす。
ただ、不思議と──確信があった。
「ブゥゥゥゥイィィィィィッ!!!!!!!」
「キリュリシイィィィィィ…………!!!!!!!!!」
──私のイーブイは……絶対に負けないって。
🎹 🎹 🎹
「キリュリリュリシィ……」
レックウザの姿が……メガレックウザから元の姿に戻るのと同時に──ゆっくりと、その巨体が崩れ落ちたのだった。
侑「…………勝った」
勝つと同時に、身体の力が抜けて倒れそうになる。
歩夢「侑ちゃん……!!」
そんな私を、歩夢が支えてくれる。
そして──
「ブィィィィッ!!!!」
イーブイが私の胸に飛び込んでくる。
私はそんなイーブイを受け止めて、
侑「ふふ……すごいよ、イーブイ……。……やっぱ、私の最高の相棒だ……」
「ブイ…♪」
イーブイの頭を撫でながら、ぎゅっと抱きしめた。
そして、みんなが駆け寄ってくる。
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