254: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/21(土) 12:41:33.60 ID:Vp8VUFfr0
侑「どれ、くらい……気絶してた……」
リナ『ご、5分くらい……』 || 𝅝• _ • ||
つまりランジュちゃんは5分もの間、私たちを守るために一人であのレックウザの猛攻を捌いていたということだ。
私はボールから、フィオネとニャスパーを出す。
「フィオ…」「ウニャァ」
侑「リナ……ちゃん……」
リナ『な、なに……?』 || 𝅝• _ • ||
侑「フィオネと、ニャスパーに指示して……せつ菜ちゃんの応急処置……して、あげて……」
私は応急処置道具の入ったバッグをその場に置きながら立ち上がる。
リナ『侑さんも大怪我してる……!!』 || > _ <𝅝||
侑「でも……!! ランジュちゃんをいつまでも、一人で戦わせるわけにいかない……!!」
「ブイ…!!!」
イーブイと一緒にランジュちゃんのもとへ駆けだす。
その間にも、
「キリュリリュリシイィィィィィ…!!!!」
「キブルッ…!!!」
暴れまわるレックウザが、エレキブルの頭を手で掴み持ち上げる。
ランジュ「くっ……!! エレキブル!! “ほうでん”!!」
「キブルッ!!!!」
エレキブルは逃れるために“ほうでん”するが、レックウザは意にも介さず。
「キリュリリュリシイィィ!!!!」
「キブルッ…!!!!」
エレキブルを地面に叩き付けて戦闘不能に追い込む。
そして、爪を構えながら、ランジュちゃんを狙う。
ランジュ「ローブシン!! “ぶんまわす”!!」
「ブシンッ!!!」
大きな石柱をぶん回して、レックウザの爪を弾くように振るうが──バキンッ!
ランジュ「……っ!!」
「ブシンッ…!!!」
ローブシンの持っている石柱が、爪撃によって、割り砕かれる。
それと同時に──レックウザの振るった尻尾が、猛スピードで横から薙ぐように迫っていた。
ランジュ「……くっ……!?」
侑「イーブイッ!!! “こちこちフロスト”ッ!!!!」
「ブゥゥゥーーーイィィィィ!!!!!!」
黒い氷がレックウザとローブシンの間に盾のように迫り出す。
だけど、薙がれる尻尾の勢いを止めることは出来ず──氷をバキバキと割り砕きながら、ランジュちゃんもろとも尻尾を叩き付けられて、吹き飛ばされ──
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