253: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/21(土) 12:40:47.95 ID:Vp8VUFfr0
リナ『3人とも一旦逃げて!?』 || ? ᆷ ! ||
叫ぶリナちゃん。でも──もうこの距離で狙いを定めたレックウザから逃げる術なんてない。
せつ菜「ウーラオスッ!!!」
「──ラオスッ!!!」
再びボールから飛び出すウーラオスが構える。
「──キリュリリュリシイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!」
せつ菜「“あんこくきょうだ”ァッ!!!」
「ラオスッ!!!!!!!」
再び真正面から撃ち合う──だけど、今回は咄嗟の判断だったため、完璧に攻撃に威力を乗せ切れなかったのか、
「ラオ、スッ…!!!!」
せつ菜「……っ……!!」
満足に逸らすことも出来ず──目の前で衝撃波となって、私たちを襲う。
せつ菜「……っ……侑さんっ!!!」
侑「せつ菜ちゃ……!?」
咄嗟に、せつ菜ちゃんが私の盾になるように、衝撃波に背を向けながら、私に飛び付いてきた。
────…………。
…………。
……。
「ブイッ‼ ブイィィッ!!!!」
『──うさん──……侑さんっ!! せつ菜さんっ!!』
侑「……ぁ……ぐ、ぅ…………」
「ブイッ…!!!」
リナ『侑さん……!!』 || > _ <𝅝||
イーブイとリナちゃんが呼び掛ける声で、目が醒めると、全身を鈍器で殴られたかのような激痛に襲われる。
痛みと衝撃で、意識が飛んでいたらしい。
目を開けると──
せつ菜「…………」
侑「……せつ、菜……ちゃ……」
せつ菜ちゃんが私の上に覆いかぶさるように……頭から血を流しながら、気絶していた。
侑「せつ菜……ちゃん……私、を……かば、って……っ……」
ゆっくりと身を起こすと──
ランジュ「ローブシン!!! エレキブル!!! レックウザを侑たちに、近付けさせちゃダメ!!!」
「ブシンッ!!!!」「キブルッ!!!!」
ランジュちゃんがぼろぼろになりながらも、ポケモンに指示を出し続けて戦っていた。
エレキブルが電撃で牽制し、ローブシンが両手の柱を振るいながら、レックウザを追い払って近寄らせないようにしているところが目に入る。
282Res/605.79 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20