252: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/21(土) 12:39:33.57 ID:Vp8VUFfr0
ランジュ「侑……!! ギャラドスごと、やりなさい!!」
侑「……っ! ごめん……!! “かみなり”!!」
「ライボォッ!!!!!」
ライボルトが、ギャラドスごと巻き込んで“かみなり”を発生させる。
“かみなり”の直撃を受け、動きを鈍らせたつもりだったが──
「キリュリリュリシイィィィィィ…!!!!」
激しい雷光の中でも、レックウザは動いていた。
「ラ、ライボッ…!!!!」
雷撃を受けながらも、レックウザ自らの尻尾を打ち鳴らすように振るい──それに呼応するように、ライボルトの足元から大地のエネルギーが噴出して、
「ライボォォオッッ…!!!?」
ライボルトを吹き飛ばした。
侑「だ、“だいちのちから”……!?」
ライボルトまで一瞬で戦闘不能に──
そのとき、
「أ̷͕͈͈͆͊̂̀͂̾͂̃̿̂ͅن҉̱͚̬͍̘̟͎̙́̏̉̓́ا̸͈̞̭͎̰͚̥̮̮̱͔̄̓̌͒͂̇́́̑ ل̸̫̝͖̝̘̝͍̦̝͕̈͒̉̄͛ع̴͎͇̗̯͉̳̰̫͚̘͇͙̽̀̄̈́̐̽̃̈́̓́̓ن̷̗̲̠͎͖͖͖͉͂̃̈́̋̌̀̐̑̆͐͊ ي̶͙̙͖̙̘͔͖̬̰͙́̊̂͂̐̃م҉͔͚̳̦̗̍̀̀̌̿̚ك҈̖͍͙͍̞̩̾͂͒̈́̌̿̍̚ͅن҈̰̫͍͙͓̬͚̍̉͊̿̌̚ك҉̲̥̥̮̗̫͕̟̋̔̈̇̅̓́̀̍͆ ا҉̞͙̖͍̭̈̍̏̽ͅل̷͈̫̮͈̙͔̖̠̞͒̽̍͑̎̓̑̉̈͗͊ق̸̩̤̝͓̥̜̜̝̠̐͊͛̍̔̈́̿̍͋̓ي̶͖͎͚͇̥̙̩̊̔͂̅̿ا̴͔̣̗̲̫̳̠̫̙̦̃̉̓͛ͅͅم̸̟͓͇͚̯̜͓̥̮̞͚͆̑̓̌ ب҈͚͎͓̯͖̥̓̈̅̆ͅه̷͚͉̦̝̥̘͉̩͙̥̆̌͂̄̑́̊̽̐͑」
侑「っ……!?」
突然横から、耳を覆いたくなるような、身の毛もよだつ旋律が流れ出す。
それが、ゲンガーの“ほろびのうた”だと気付いたときには──
「キリュリリュリシイィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!」
せつ菜「うわぁっ……!?」
「ゲンガァッ…!!!!?」
“ほろびのうた”を歌うゲンガーを“ハイパーボイス”でピンポイントに攻撃して、音を掻き消しながら、せつ菜ちゃんたちを吹き飛ばす。
侑「せつ菜ちゃん!?」
私はせつ菜ちゃんに駆け寄る。
せつ菜「へ、平気……です……。……あまり、大きく息を吸い込んでからの攻撃ではなかったので……」
せつ菜ちゃんは表情を歪め、耳を押さえながら立ち上がる。
でも、レックウザの“ハイパーボイス”は本来ゴーストタイプには効果がないはずなのに、その衝撃波だけで、ゲンガーごと吹き飛ばした。
トレーナーに当たったのが余波とは言え、せつ菜ちゃんにも少なくないダメージがあったのは目に見えて明らかだった。
ランジュ「侑!! せつ菜!!」
侑・せつ菜「「……!」」
ランジュちゃんの声でハッと顔を上げると──再びレックウザが全身に風を纏い、こちらに狙いを定めていた。
──“ガリョウテンセイ”の構えだ。
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