232: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/21(土) 12:21:57.49 ID:Vp8VUFfr0
かすみ「うわ……」
ミア「これは……」
かすみちゃんとミアちゃんが、あまりの熱気に顔を顰める。
栞子「確かに……これはすごい熱気ですね……」
せつ菜「天睛山の火口には溶岩だまりが出来ていることも多いので……この暑さはそれによるものでしょうね」
うだるように蒸し暑い洞窟内を抜けていくと──さほど時間が掛からずに、空間が開ける。
そして、そこには──眼下に湖のように広がった、溶岩が煮えたぎっていた。
かすみ「うひゃぁ……あんなにたくさん溶岩があるの……初めて見ました」
しずく「こんなに広い溶岩だまりがあるなんて……」
ランジュ「栞子、反応は?」
栞子「……間違いありません。ここが龍脈です」
栞子ちゃんの言うとおり、“もえぎいろのたま”は強く光を発していた。
あとは龍脈のエネルギーを集めたら、脱出して──と思った、そのとき、
歩夢「ま、待って……! 溶岩だまりの中央に……何かいるよ……!」
侑「え……!?」
歩夢の言葉に全員が、溶岩だまりの中央部分に目を向けると──
溶岩の上スレスレでとぐろを巻いて目を瞑っているポケモンが、灼熱の赤に照らされながら鎮座していた。
それはまさに──
栞子「龍神様……!」
私たちが探していた、レックウザだった。
🔖 🔖 🔖
「──キリュリリュリシィ……」
私の声に反応するかのように、龍神様はゆっくりと目を開け──
「キリュリリュリシイィィィィィィ……!!!」
雄叫びをあげながら、私たちの前方まで飛翔してくる。
かすみ「ぴゃぁぁぁぁ!!? こっちきたぁ!?」
「キリュリリュリシイィィィィィィ!!!!」
龍神様が動くだけで、周囲の空気が渦巻き、突風を発生させ、私たちの目の前で大きな体躯をしならせながら静止する。
「キリュリリュリシイィィィィィィ…」
栞子「龍神様……」
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