231: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/21(土) 12:20:41.98 ID:Vp8VUFfr0
確かに、道は激しく凹凸があり、段差を登らないといけない場所もある。
私は一段上によじ登ってから、
侑「歩夢、掴まって」
歩夢「うん、ありがとう、侑ちゃん」
歩夢を引っ張り上げる。
全員で協力しながら、奥へと進んでいくと──だんだんと汗ばんでくるのがわかった。
かすみ「……あ、暑い……」
しずく「やはり、活火山だからでしょうか……」
せつ菜「はい。もう少し奥に進むと溶岩が流れている場所もあるので、気を付けてください」
かすみ「溶岩!?」
リナ『触ったら火傷じゃ済まないね』 ||  ̄ ᇫ  ̄ ||
かすみ「こんなの人が来るような場所じゃないですよぉ〜……」
しずく「弱音吐いてないで頑張って! ほら、背中押してあげるから!」
侑「歩夢、大丈夫? 疲れてない?」
歩夢「うん、平気だよ、ありがとう♪」
高低差のある横穴をひたすら進んでいくと──せつ菜ちゃんの言うとおり、開けた空間へとたどり着く。
先ほども言っていたとおり、壁を伝うように溶岩が流れている場所もあり、洞窟の奥だと言うのにそれなりに明るくて……何より暑い。
ランジュ「栞子、龍脈はここなのかしら?」
栞子「……いえ、反応はもう少し奥ですね……」
栞子ちゃんの手にある“もえぎいろのたま”は光ってはいるものの、他の龍脈の地にたどり着いたときほど強い輝きにはなっていない。
せつ菜「確か……この先に、火口に繋がる道があったはずです」
ミア「そこまで行かないとダメってことか……。ボク、少し疲れてきたよ……」
かすみ「ミア子、鍛え方が足りないんじゃないの〜?」
ミア「なんだって? キミだって、さっきすっころんでたじゃないか。体幹不足の子犬ちゃん」
かすみ「だから、子犬じゃないっ!!」
しずく「もう……ケンカしないの……!」
リナ『ミアちゃん、頑張って! もう少しだから!』 || ╹ 𝅎 ╹ ||
ミア「リナが言うなら、頑張るよ!」
リナちゃんに言われると、ミアちゃんは元気よく答えて歩き出す。
かすみ「リナ子の言うことは素直に聞くのに……なんで、かすみんには生意気なのかな……」
侑「あはは……」
思わず苦笑してしまう。
せつ菜「えーっと……あっ、あった! 皆さん! 火口への道は、こちらです!」
せつ菜ちゃんが、道を見つけてみんなを呼び寄せる。
全員でゾロゾロと道へと入っていくと── 一気に気温が上昇するのがわかった。
282Res/605.79 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20