220: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/20(金) 12:31:03.85 ID:WJiIP5Z70
私も残りは1匹のみになった。
最後はもちろん──
侑「行くよ、イーブイ!!」
「ブイ!!!」
やっと出番かと言わんばかりに、気合いたっぷりに鳴き声をあげながら、私の肩を踏み切ってフィールドに飛び出す。
その首には、試合前に巻いてあげた“シルクのスカーフ”が風にたなびいている。
──泣いても笑っても、これが最後だ。
侑「イーブイ! 勝つよ!!」
「ブイッ!!!」
ランジュ「いいえ! 勝つのはランジュたちよ!!」
「ガァルッ!!」「ガルッ!!」
🎹 🎹 🎹
侑「イーブイ、“わるわるゾーン”!!」
「ブイ!!!」
周囲が闇の包まれ、その中でイーブイが月光の輝きを身に纏う。
これで物理攻撃は半減される。
ランジュ「このランジュでさえも、見たことない技を使うのね、そのイーブイ! ガルーラ、“いわなだれ”よ!!」
「ガァルッ!!!!」「ガルッ!!!!」
親子ガルーラが同時に、足元の岩を殴り砕き、巻き上げられた岩がそのままこちらに向かって押し寄せてくる。
侑「“こちこちフロスト”!!」
「ブイッ!!」
目の前に真っ黒な氷の塊を作り出して、岩を受け止め、
侑「“すくすくボンバー”!!」
「ブーーィッ!!!」
イーブイの尻尾から飛び出したタネが岩を巻き込みながら急成長する。
“すくすくボンバー”の樹木を壁にしながら一旦様子を見ようと思ったが、
ランジュ「“すてみタックル”!!」
「ガァルッ!!!」「ガルッ!!!」
親子ガルーラが一緒に、樹木に向かって突撃してきた。
侑「うわぁ!!?」
──ズドンと大きな音が樹木の向こう側から響き渡り、空気を震わせる。
直後──
侑「……うそ」
ミシミシミシ、と音を立てながら、岩を実のように巻き込んでいる樹木がこちらに向かって倒れてくる。
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