192: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/19(木) 11:19:45.11 ID:aJfxqeWu0
ミア「ぁ……」
侑「り、リナちゃん……!? 大丈夫……!?」
リナ『……平気。私のボディ、頑丈だから』 || ╹ᇫ╹ ||
ミア「…………ごめん。ボク……また……」
ミアちゃんはシュンと顔を伏せる。
リナ『それより大丈夫? 私のボディ、硬いから……ミアちゃん、手……痛くなかった……?』 || ╹ᇫ╹ ||
ミア「…………ごめん……つい熱くなっちゃって……」
リナ『そういうときもある』 || ╹ ◡ ╹ ||
ミア「…………」
リナ『そういうときは……。……ミアちゃん、何か食べたいもの、ある?』 || ╹ ◡ ╹ ||
ミア「食べたいもの……?」
🎹 🎹 🎹
──ミアちゃんを連れ立って訪れたのは……ローズシティにあるファーストフード店。
菜々「ハンバーガーなんて、久しぶりです……!」
せつ菜ちゃんがおいしそうにハンバーガーに齧り付く。今は見た目が菜々ちゃんだから、ギャップがあってなんだか可愛らしい。
侑「ミアちゃんも、どうぞ♪」
そう言って、トレイの上に置かれたハンバーガーをミアちゃんに手渡す。
ミア「Thanks...」
ミアちゃんは受け取ったハンバーガーの包みを開け、一口食べると──
ミア「……ん……あむ……」
二口、三口と、どんどん食べていく。
ミア「……そういえば……昨日から何も食べてなかった……」
リナ『お腹が空いてると、イライラしちゃうから、そういうときはご飯を食べた方がいいって、彼方さんに教わったんだ。私はもう食べられないけど』 || ╹ ◡ ╹ ||
ミア「……もう……?」
リナちゃんの言葉に、ミアちゃんが怪訝な顔をする。
侑「ミアちゃんは……実はもともと人間なんだ」
ミア「Huh?」
せつ菜「とある事故が原因で、身体を失ってしまったと言いますか……少し説明が難しいんですが……」
ミア「……そうなの?」
リナ『……うん。まあ、でもそれは大した問題じゃない』 || ╹ ◡ ╹ ||
リナちゃんは大した問題ではないと言うけど──
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