191: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/19(木) 11:19:07.37 ID:aJfxqeWu0
リナ『ミアちゃん』 || ╹ᇫ╹ ||
ミア「わぁ!?」
リナちゃんが話しかけると、ミアちゃんは驚いて飛び上がる。
ミア「な、なんだ……キミたちか……」
リナ『ごめんなさい……驚かせるつもりはなかった』 || 𝅝• _ • ||
ミア「……いいよ、別に……」
侑「ミアちゃん……どうして、ここに?」
ミア「見てわかんないの? 観戦だよ」
菜々「それはわかりますが……」
ミアちゃんは深く溜め息を吐きながら、
ミア「……ランジュの代わりを探してるんだ……」
そんな風に言う。
リナ『代わり……?』 || ╹ᇫ╹ ||
ミア「ランジュの代わりに……ボクの育てたポケモンの強さを証明してくれる人を探してるんだ……」
侑「じゃあ、ミアちゃんがランジュちゃんのポケモンを用意してた理由って……」
ミア「そうだよ。ランジュにはボクのブリーダーとしての腕を証明してもらうために、ポケモンを用意してた。そして、ランジュはどんなポケモンでも扱いこなせるだけの実力を示すために、ボクにポケモンを要求してきた。……まあ、結局ランジュは投げ出しちゃったけどね」
リナ『どうしてそこまで……』 || ╹ _ ╹ ||
ミア「……キミたちには関係ない」
ミアちゃんはそう言うと、席を立って、この場から去ろうとするけど──
リナ『待って』 || ╹ᇫ╹ ||
リナちゃんはその行く手を阻むように、ミアちゃんの前に浮遊する。
ミア「どいてくれない? 通れないんだけど。ボクは今、忙しいんだ」
リナ『どうしてそこまで……ブリーダーとしての能力を証明することに拘るの……?』 || ╹ _ ╹ ||
ミア「……どけよ」
ミアちゃんは手でリナちゃんを除けようとする、けど──
リナ『今のミアちゃん……すごく、辛そう』 || ╹ _ ╹ ||
ミア「……うるさい」
リナ『私で良ければ話して欲しい……辛そうなミアちゃん……放っておけない』 || ╹ᇫ╹ ||
リナちゃんがそう言いながら、さらに近寄ろうとすると──
ミア「……あぁもう……!! ウザいなぁ!!」
ミアちゃんはリナちゃんを手で強く払いのけ、それによってリナちゃんが近くの席にガンッと音を立てながらぶつかった。
282Res/605.79 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20