168: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/18(水) 20:57:28.87 ID:1Gm0czzm0
ランジュ「……え? ……ち、ちょっと待って……! 栞子、貴方は五番勝負のメンバーじゃないはずよ!」
栞子「はい。ですので、無理を言って代わってもらいました」
ランジュ「か、代わってもらったって……き、聞いてないわ! そんなこと……!」
栞子「確かに言ってないので……聞いてないとは思いますが……。……ですが、そもそも“もえぎいろのたま”を持っているのは私です。私が戦うメンバーになることに問題はないと思います」
ランジュ「でも、栞子……! 貴方は修行中、ランジュに一度だって勝ったことなんてなかったじゃない!」
栞子「それはむしろ、ランジュにとっては都合のいいことなのではないですか? それとも──私に負けるのが怖いんですか?」
ランジュ「な……! そんなわけないでしょ!! いいわ、この際相手が栞子でも、侑でも、どっちでも……!」
栞子「ありがとうございます」
栞子ちゃんは、ランジュちゃんの扱いがわかっているのか、説得して、フィールドに立つ。
ミア「ランジュ。ポケモン」
ランジュ「谢谢」
ランジュちゃんがミアちゃんからポケモンを受け取り、二人がフィールドで相対する。
そんな中で、栞子ちゃんは、
栞子「皆さん」
こちらを振り返り、私たち全員に順番に目配せをして、
栞子「頑張りますので……見ていてください!」
覚悟の言葉を口にした。
侑「うん! 頑張って、栞子ちゃん!」
せつ菜「栞子さんの気持ち、ランジュさんにぶつけてあげてください!」
──『栞子さん、応援してるね!』
かすみ「しお子! 任せたからね!」
リナ『栞子ちゃん、ファイト!!』 || > ◡ < ||
歩夢「栞子ちゃん、思いっきり戦って!」
栞子「はい!」
栞子ちゃんは私たちの言葉に頷き──フィールドに向き直り、
ランジュ「始めるわよ……!」
栞子「はい……!」
二人のトレーナーが、ボールを、放った──
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