165: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/18(水) 20:54:58.92 ID:1Gm0czzm0
こうして私たちの大将戦は──栞子さんに託されることとなった。
🎹 🎹 🎹
──セキレイシティを発ってから、数十分ほど。
すぐに次の龍脈の地が見えてきた。
侑「見えてきたね──クリスタルレイク」
「ブイ」
歩夢「栞子ちゃん、反応は?」
栞子「はい。確実に強くなっています」
せつ菜「間違いなさそうですね! 降りましょう!」
かすみ「アーマーガア、降りてくれる?」
「ガァーー」
全員でクリスタルレイクへと降り立つ。
栞子「反応は……強くなっているんですが……」
歩夢「方向はあってそうだけど……」
確かに“もえぎいろのたま”はクリスタルレイクに近付くほど強くなるけど……今まで見た龍脈での反応に比べると少し弱く感じる。
となると……。
せつ菜「あとは……高さでしょうか」
──『なら、クリスタルケイヴではないでしょうか』と、しずくちゃん。
侑「うん。水晶の大水槽だと思う」
歩夢「となると……下に降りないとだね」
歩夢がキョロキョロと辺りを見回すと──
歩夢「あっ、あそこに縦穴があるよ!」
すぐにイワークが作ったであろう、大きな穴を見付ける。
リナ『ちょっとエコーロケーションしてくるね』 || ╹ ◡ ╹ ||
リナちゃんがそう言って穴に向かって浮遊し始めると、
「──ウニャァ〜」
ボールからニャスパーが飛び出して、リナちゃんの背面に引っ付いて一緒に飛んでいく。
恐らくニャスパーの“チャームボイス”を使ってエコーロケーションを行う為だろう。
リナちゃんたちが縦穴に向かっていくのを見ながら、かすみちゃんが口を開く。
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