侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part3
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150: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/17(火) 12:16:30.04 ID:8ywSMszf0

侑「……ルカリオの波導を読み取る力に、歩夢が影響されちゃってる……ってこと?」

栞子「はい……恐らくは」

リナ『つまり……ルカリオが波導から読み取ってる情報を、歩夢さんが読み取ってる……』 || ╹ᇫ╹ ||

栞子「波導によって読み取れる情報は……普通の五感情報とは一線を画すものです……。今の歩夢さんには、世界がスローモーションに見えていて……それを第三者が見れば、さながら未来予知のように見えてもおかしくありません」

せつ菜「で、ですが……それを歩夢さんが出来たとしても、エースバーンまで相手の攻撃を予知しているのはおかしくないですか……?」

栞子「……稀に強い信頼で結ばれた人とポケモンは、言葉を交わさなくても、お互いの考えていることがわかると言います……歩夢さんもエースバーンも一種の過集中状態なのかもしれません。波導を介して繋がっているというのもあるのかもしれませんが……」

せつ菜「……ゾーンのようなものですか。……私もバトルの最中に極限まで集中すると、最低限の指示でポケモンに意図が伝わるという経験はしたことがありますが……」

リナ『それのさらにすごい版かもしれない』 || ╹ᇫ╹ ||

せつ菜「つまり……ピンチに秘めたる力が覚醒したということですよね……!! すごいです、歩夢さん!!」


せつ菜ちゃんはそう言って目を輝かせる。

でも、栞子ちゃんはせっかく形勢が逆転しそうなのに、浮かない顔をしていた。


侑「栞子ちゃん……?」

栞子「……確かに、今の状況はバトルを好転させ得るものかもしれません。……ですが……人には本来読み取れない情報を読み取り続けるのは……歩夢さんに大きな負担が掛かるはずです」

侑「……」


ただ、バトル中である以上、私たちには手出しが出来ない。


侑「歩夢……」
 「イブィ…」





    🎀    🎀    🎀





ランジュ「“はーどー──」


“はどうだん”が来るのがわかった時点で──


 「バーース」


エースバーンが“かえんボール”を蹴り出す。

ゆっくりと飛ぶ火球は──ちょうどメガルカリオが“はどうだん”の集束を始めたところに突き刺さり、


 「グーゥーォーッ…!!!」


メガルカリオを吹っ飛ばした。

さらに、もう一発──


 「バーースッ」



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