侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part3
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149: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/17(火) 12:16:00.23 ID:8ywSMszf0

 「バーースッ」


エースバーンがメガルカリオの下段蹴りを小ジャンプで回避しながら身を捻り──“ブレイズキック”をメガルカリオの頭部に叩きこむ。


 「グーゥーォーッ…!!!?」


メガルカリオはゆっくり吹き飛びながらも、受け身を取って起き上がる。


ランジュ「きゅーうーにーつーよーくーなーっーたー……!?」


何が起きているんだろう。

私がおかしくなったのか、周りがおかしくなったのか、わからない。

何もわからないけど──何故だか……今の私は、負ける気がしなかった。





    🎹    🎹    🎹





侑「な、なにが起こってるの……?」
 「ブイ…」

せつ菜「わ、わかりません……」


歩夢の様子が目に見えておかしかった。

だらんと両腕が下がり、なんだか脱力しながら立っている様子だ。

そして、全くエースバーンに指示を出さなくなってしまった。

……なのに、エースバーンの動きが急に良くなり──いや、良くなったなんてレベルじゃない。メガルカリオの至近距離からの猛ラッシュを全て躱して、反撃をするという神業をして見せた。

何かわからないけど……何かが、起こっている。


侑「そ、そうだ! リナちゃんなら、何が起こってるかわかるんじゃ……!」


そう思ってリナちゃんに訊ねるも──


リナ『……ごめん。全くわからない……』 ||;◐ ◡ ◐ ||


リナちゃんですら何が起きているか理解出来ていなかった。

でも、そんな中、


栞子「……歩夢さんが……波導に同調している……?」


栞子ちゃんがそんなことを呟いた。


侑「波導に……同調……? どういうこと……?」

栞子「……歩夢さんは、ポケモンに対する感応性が異常に強い人です……。……もしかしたら──メガルカリオが持つ強い波導のエネルギーに中てられているんじゃ……」

せつ菜「……えっと……?」


せつ菜ちゃんは栞子ちゃんの説明に首を傾げるけど──私は歩夢をずっと見てきたからか、なんとなく……感覚的にだけど……わかるような気がした。



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