147: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/17(火) 12:13:11.20 ID:8ywSMszf0
変な感じは続いているけど……バトルを中断するほどじゃないと判断して、ランジュちゃんの言葉に頷く。
ランジュ「それじゃ、行くわよ! メガシンカ!!」
「グゥォ…!!」
歩夢「……! やっぱり、メガシンカ……!」
眩い光に包まれ──ルカリオがメガルカリオへと姿を変える。
その瞬間──つま先から頭のてっぺんまでを、何かが走り抜けた。
歩夢「……ッ……!?」
身体がビクッと緊張し、全身の毛が一瞬で逆立つ。
気付けば、心臓がドクンドクンと脈打っていることに気付く。
──なに……? これ……?
酷い違和感が全身を襲ってくる。だけど──
ランジュ「ルカリオ!! “はどうだん”!!」
「グゥォッ!!!!!」
大丈夫と言った手前、ランジュちゃんは待ってなんかくれない。
頭をぶんぶん振って、変な感覚を極力気にしないようにしながら、エースバーンに指示を出す。
歩夢「“かえんボール”!!」
「バーーースッ!!!!」
エースバーンが拾い上げた小石を発火させながら、火球として蹴り飛ばす。
“かえんボール”と“はどうだん”が空中でぶつかり合い、爆発してエネルギーを散らせる。
その間も──
歩夢「……っ」
違和感は大きなっていく。
具体的に何がおかしいのかがわからないのが、酷く気持ち悪い。
でも、
歩夢「戦いに……集中、しなきゃ……」
この戦いは……負けるわけにいかないんだから……。
「バーースッ…!!?」
歩夢「……!?」
エースバーンの鳴き声でハッとなって顔を上げる。
すると、エースバーンは仰向けで、メガルカリオが作り出した骨の形をした波導の塊で、押さえつけらているところだった。
ランジュ「そのまま決めなさい!! “ボーンラッシュ”!!」
「グゥォッ!!!!」
メガルカリオが、倒れているエースバーンに、骨による追撃を食らわせようと、振りかぶった瞬間、
歩夢「“ローキック”……!!」
「バーーースッ!!!」
エースバーンがメガルカリオに脚を引っかけて転ばせようとするが、
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