146: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/17(火) 12:12:26.90 ID:8ywSMszf0
「リュウ…」
戦闘不能になり──フラージェス同様、花畑の上に落下したのだった。
歩夢「フラージェス……! 戻って……!」
「ラージェス…──」
ランジュ「カイリュー、お疲れ様」
「リュゥ…──」
お互いポケモンをボールに戻す。
──相討ちだ。
だけど……。
ランジュ「まさか、“じゃくてんほけん”で能力を上げたカイリューを倒されるとは思わなかったけど……これで2対1ね」
歩夢「……」
追いつめられてしまった。
やっぱり……私じゃ……勝てないのかな……。
思わず弱気になってしまうけど──
侑「歩夢ーー!! 頑張れーー!!」
栞子「歩夢さん!! 頑張ってください……!!」
せつ菜「歩夢さんっ! まだ全然、逆転のチャンスはありますよっ!」
背中に3人の応援の言葉を受けて、私はふるふると頭を振る。
弱気になっちゃダメ……! 侑ちゃんにバトンを繋ぐって、決めたんだから……!
最後まで諦めない……!
歩夢「……行くよ!! エースバーン!!」
「──バーースッ!!!!」
ランジュ「最後はエースバーンね。それじゃ、出てきなさい──ルカリオ!!」
「──グゥォッ!!!!」
ランジュちゃんの最後のポケモンは、はどうポケモン、ルカリオ。
ルカリオがフィールドに繰り出されると同時に──
歩夢「……?」
──変な感じがした。
どう変かが説明出来ない……ただ、変な感じがしたとしか。
歩夢「…………? 今の……何……?」
違和感の正体がわからず、思わずキョロキョロしてしまう。そんな私を見て、
ランジュ「? ……どうかしたの? 何か問題があったのかしら?」
ランジュちゃんがアクシデントと思ったのか、そう訊ねてくる。
歩夢「あ……いや……大丈夫……!」
ランジュ「そう? じゃあ、続けるわよ!」
歩夢「うん、ごめんね!」
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