132: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/16(月) 17:55:47.38 ID:xLULnzaZ0
ランジュ「なんで……!? なんで、倒れないの……!?」
しずく「……倒れませんよ」
倒れるわけがない。
しずく「私のサーナイトは──“もうどく”状態じゃありませんから」
「サナ」
ランジュ「什么!?」
私がやっていたのは、決して分の悪い賭けじゃない。
確率約50%の五分五分の賭け……!!
しずく「サーナイト!! “サイコショック”!!」
「サナッ!!!!」
通算16回目──パワーポイントギリギリ、最後の“サイコショック”が、
「ラッキッ…!!!?」
ラッキーの急所を捉え──
「ラ…キィー…」
ラッキーは、その一撃を受け──雪の上に倒れ込むのだった。
しずく「…………急所に当たりました。……ランジュさん──運が、悪かったですね」
ランジュ「……嘘……?」
ランジュさんが、信じられないものを見るような顔をしながら、その場にへたり込む。
ミア「ランジュが……負けた……!? 嘘だろ……!?」
かすみ「……え……何……どゆこと……?」
侑「しずくちゃんが……勝った……の……?」
せつ菜「え、っと……何が……起こったんですか……」
そして、オーディエンスたちも事態が飲み込めていないようだった。
かすみ「え、だって雪崩、起こってませんよ……!? 雪崩起こして、一発逆転狙ってたんじゃ……!?」
しずく「けほっけほっ……。……もう、かすみさん……けほっ……。……人の声じゃ……雪崩は起こせないって……言ったでしょ……」
かすみ「え、じゃあ……さっきの大声は……」
ランジュ「そ、そうよ……!! 確かにサーナイトには、ラッキーが“どくどく”を当てたはずよ!!」
しずく「……そうですね……。……けほっけほっ」
私が咳き込みながら、ランジュさんの言葉に頷いていると──
リナ『確かにメガサーナイトはラッキーからの“どくどく”で“もうどく”状態になった』 || ╹ᇫ╹ ||
リナさんが飛んでくる。
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