126: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/16(月) 17:51:13.13 ID:xLULnzaZ0
今もサーナイトは必死に“サイコショック”を続けているのに──私にはもう何も出来ないの……? 何も出来ることはないの……?
このままじゃ、本当に、何も出来ずに敗北を待つだけ。
なんで私は──……こんなに弱いんだ。
みんなのために勝つって意気込んで、この場に立っているのに。戦っているのに。
かすみ「しず子ぉぉーー!! 頑張れーーーっ!!」
せつ菜「しずくさん!! まだ終わってませんよーーー!!」
侑「しずくちゃーん! 諦めないでー!!!」
かすみさん、せつ菜さん、侑さんが応援を飛ばしてくれる。
歩夢「…………っ……!」
栞子「……しずくさん……」
歩夢さんは祈るようにして、栞子さんは不安そうに、固唾を飲んで見守っている。
──そうだ。
しずく「……私は……負けるわけにいかない」
今、私が負けたら……全部終わりなんだ。
そのとき、ふと──あることを思い出した……。
半年前の……戦いのときのことを──
──────
────
──
──侑先輩と歩夢さんがウルトラスペースに飛び込んでから、3日ほど経ったときだ。
「──フェロ…」
しずく「はぁ……! はぁ……!」
やっとの思いで、こちらの世界に現れたフェローチェを撃退した私たち。
彼方「ふぅ……。……しずくちゃん、一旦休憩しておいで〜」
しずく「いえ……! まだ、戦えます……!」
彼方「ダーメ、疲れが見えてるよ。後方で休憩しなさーい」
かすみ「しず子! こっちはかすみんたちがどうにかするから!」
せつ菜「はい! 休憩するのは大事ですから!」
しずく「……わかりました。……よろしくお願いします」
連日連戦が続いていたため、全員で交代で休憩を取りながらウルトラビーストと戦っている状態だった。
後方へ下がると──
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