121: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/16(月) 17:47:22.05 ID:xLULnzaZ0
「サナッ…!!?」
しずく「な……!?」
その毒液を頭から浴びたサーナイトは膝を突く。
まさか、今の技は“タマゴばくだん”じゃなくて──
しずく「“どくどく”……!?」
“もうどく”にされてしまった。これじゃ、相手は攻撃を防いでいるだけで、サーナイトも、すでに“やけど”状態になっているツンベアーも倒れてしまう。
しずく「く……! サーナイト!! “サイコショック”!!」
「サナッ…!!!」
とにかく早く相手を倒さないと、時間がない……!!
再び、ラッキーの周囲にサイコキューブが出現するが──
ランジュ「戻りなさい、ラッキー!」
「ラキ──」
しずく「また交換……!?」
ランジュ「グライオン!!」
「──グライ…!!!」
ラッキーの代わりに飛び出してきたグライオンが、“サイコショック”を受け止める。
グライオンも防御力の高さがウリのポケモン。半面、特防には自信がないはず……!
しずく「“サイコキネシス”!!」
「サナッ!!!」
ランジュ「“まもる”!」
「グライ!!」
しずく「ま、また……!」
焦るな。苛立っちゃダメだ。そういう戦術なんだ……!
しずく「戻って! サーナイト!!」
「サナ…──」
時間稼ぎに付き合って、“もうどく”で消耗させられる方がまずい。
しずく「“インテレオン”!!」
「──インテ」
私は3匹目、インテレオンを繰り出す。
今回は“ピントレンズ”を持たせて、急所狙いに特化している。耐久重視のランジュさん相手には決して悪くない相性のポケモン。
ただ、ランジュさんは交代の隙を突いて──
ランジュ「“みがわり”!」
「グライ!!」
グライオンが体力を使って、攻撃を肩代わりする“みがわり”を自らの目の前に作り出す。
防御戦術なら、“まもる”と“みがわり”を使った時間稼ぎは有名な戦術だ。
さすがに向こうがここまで徹底的にやってくるなら、私にだって対応策を打つことくらい出来る……!
しずく「“つららばり”!!」
「インテッ!!!!」
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