112: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/16(月) 17:38:41.25 ID:xLULnzaZ0
🎹 🎹 🎹
──あの後、私たちはポケモンたちを預けている間に、雪山に入るための装備を整え、
かすみ「……あっつ……。……脱ぎたい……」
しずく「これから寒い場所に行くためでしょ……」
せつ菜「これなら、寒さは問題なさそうですね!」
これで、山に入るための準備は万端だ。
歩夢「ねぇ侑ちゃん……この帽子、もこもこで可愛かったから買っちゃったんだけど……どうかな……?」
侑「うん! すっごく可愛いよね、その帽子! 私も最初に見たとき歩夢が被ったら絶対似合いそうって思ってたよ!」
「ブイ♪」
歩夢「えへへ……♪ ありがとう♪ 嬉しい♪」
せつ菜「食糧も十分に持ちましたし、これでグレイブマウンテンへ行けますね!」
リナ『それはそうと……決めておかなくちゃいけないことがある』 || ╹ᇫ╹ ||
かすみ「決めておかなくちゃいけないこと?」
侑「……次に誰が戦うかだよね」
リナ『うん』 || ╹ ◡ ╹ ||
私たちはここまで2戦2敗。
あと1敗したら、それで負けが確定してしまう。
歩夢「これ以上負けちゃったら……ランジュちゃんを止められなくなっちゃう……」
侑「どちらにしろ、ここから求められるのは全戦全勝だけど……」
歩夢「わ、私も勝たなきゃってことだよね……」
せつ菜「すみません……私が負けてしまったばっかりに……」
歩夢「あ、うぅん! せつ菜ちゃんが悪いんじゃないよ……!」
リナ『とにかく、侑さん、歩夢さん、しずくちゃんの3人で全部勝つためには……その場その場でコンディションや、フィールドの環境に一番噛み合った人が戦うのがいいと思う』 || ╹ᇫ╹ ||
侑「環境に噛み合った人……」
確かにこれから向かうのはグレイブマウンテン──つまり、雪山だ。
そういう場所で戦うなら……。
侑「……私は雪山で戦った経験がある」
「ブイ」
理亞さんとの戦闘の経験がある。
リナ『確かに雪山なら、ライボルトで電気を集束したりも出来るから、侑さんは相性がいいかもしれない』 || ╹ ◡ ╹ ||
侑「じゃあ、次の試合は──」
──私と言おうとした、そのとき、
しずく「あの……! 次の試合は私に戦わせてくれませんか!」
しずくちゃんが名乗りを上げた。
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