侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part3
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103: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/15(日) 12:42:13.80 ID:E7iRZ/bz0

 「シャーーモッ!!!!」


メガバシャーモの脚に炎が灯る。

この激しい攻防──恐らく次で決着がつく。


 「ラオスッ!!!!!」

 「シャーーーモッ!!!!」


2匹が同時に地を蹴って飛び出した。


せつ菜「“あんこくきょうだ”ッ!!!!」

ランジュ「“ブレイズキック”!!」

 「ラオスッ!!!!」

 「シャァァァァーーモッ!!!!!」


ウーラオスの闇の拳と、メガバシャーモの炎の脚が──ぶつかり合う。

お互いの攻撃がぶつかり合った瞬間、あくのエネルギーとほのおのエネルギーが爆ぜ散りながら、迫り合いを始める。


せつ菜「いっけぇぇぇぇ!!!! ウーラオスッ!!!!」

ランジュ「バシャーモ!!! 決め切りなさい!!!」

 「ラオーーースッ!!!!!!」

 「シャァーーーーモッ!!!!!!」


2匹の雄叫びと共に、2種類のエネルギーが膨れ上がり──

周囲に衝撃波を発生させる。


せつ菜「くっ……!!」

ランジュ「きゃぁ……!!」


衝撃波は強風となり、トレーナーの私たちは腕で顔を覆う。

衝撃が止んだとき、そこには──


 「ラオォォス…!!!」

 「シャァァァモ…!!!」


満身創痍の2匹の姿。


せつ菜「ウーラオス……!!」
 「ラォォォスッ!!!!!」


ウーラオスがメガバシャーモよりも先に脚を踏み出した──が、


 「ラオ…」


直後、ウーラオスの体がぐらりと揺れて──

地に伏せったのだった。


せつ菜「…………ウーラオス」

ランジュ「……ウーラオスが持ってた持ち物……“いのちのたま”よね」



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