侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part3
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102: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/15(日) 12:41:41.72 ID:E7iRZ/bz0

メガバシャーモの体が跳ね、そこに向かって──


せつ菜「“メガトンキック”!!」
 「ラオスッ!!!!!」


蹴りを繰り出す。

が、


 「シャーーーモッ!!!!」


メガバシャーモは体勢を崩しているはずなのに、飛んでくるウーラオスの蹴撃を、自分の脚で上からはたくようにして叩き落とし──さらに、叩き落とした反動を使って、身を捻りながら、


 「シャーーーモッ!!!!」

 「ラオスッ…!!!?」


ウーラオスの顔面に蹴りを叩きこんでくる。


せつ菜「く……!? あの体勢から“にどげり”!?」


二撃目の蹴りを直撃させ、ウーラオスが怯んだ隙に着地したメガバシャーモは、


 「シャーーーモッ!!!!!」


“かそく”したスピードで、掻き消える。

次の瞬間──


 「シャーーーモッ!!!!」


ウーラオスの左側に脚を引きながら現れるメガバシャーモ。


せつ菜「“みきり”!!」
 「ラオスッ!!!」


ウーラオスは腕を上げ、ギリギリでメガバシャーモの蹴りをガードし、


せつ菜「“いわくだき”!!」
 「ラオスッ!!!!」

 「シャモッ…!!!」


ガードしたのとは逆の拳をメガバシャーモに叩きこむ。


 「シャモォッ!!!」


“いわくだき”は決して威力の高い技ではないので、メガバシャーモは受け身を取ってすぐに立ち上がり、構えを取ってくる。


せつ菜「はぁ……はぁ……」


息もつかせぬ攻防とはまさにと言った戦いに、気付けば肩で息をしていることに気付く。

そしてそれは──ランジュさんも同じだったようだ。


ランジュ「はぁ……! はぁ……! やるじゃない、せつ菜……!」

せつ菜「ランジュさんこそ……!」
 「ラオスッ…!!!」


ウーラオスが拳を引き、黒いオーラを纏う。



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