100: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/15(日) 12:39:54.22 ID:E7iRZ/bz0
ランジュ「さぁ、これで貴方の残りは1匹ね」
せつ菜「……はい。ですが……負けません……!!」
私はボールをフィールドに向かって、投げ込んだ。
🎙 🎙 🎙
せつ菜「ウーラオス!! 行きますよ!!」
「──ラオスッ!!!!」
最後の1匹、ウーラオスをフィールドに繰り出す。
そして、相手が動き出す前に──
せつ菜「“ばくれつパンチ”!!」
「ラオスッ!!!!!」
「ナット…!!!!」
動きの鈍いナットレイに、超威力の拳を叩き付ける。
「ナット…」
ランジュ「戻りなさい、ナットレイ」
3匹目の繰り出しと共に、あっけなくナットレイを倒されたという割に、ランジュさんは淡泊な表情でナットレイをボールに戻す。
ナットレイはかすみさんの言うとおり、削りダメージを十分に受けていたし、恐らくここで倒されるのは想定内なのだろう。
ランジュ「バシャーモ!! 決めるわよ!!」
「──バシャーーーモッ!!!!」
メガバシャーモが再びフィールドに躍り出る。
さぁ、泣いても笑ってもこれが最後のマッチアップだ……!
ランジュ「バシャーモ、“ブレイズキック”!」
せつ菜「ウーラオスッ!! “あんこくきょうだ”ッ!!」
メガバシャーモの燃える蹴撃と──ウーラオスの闇を纏った“ふかしのこぶし”がぶつかり合う。
「ラオスッ!!!!」
「シャモッ…!!!」
威力では──こちらが優勢……!!!
振りかぶった足を弾かれ、バランスを崩したところに畳みかける。
せつ菜「“インファイト”!!」
「ラオスッ!!!!」
ランジュ「こっちも“インファイト”よ!!」
「シャーーモッ!!!!」
両手両足を使った乱打に対し、メガバシャーモもすぐに体勢を立て直しながら対抗してくる。
振り上げてきた脚に対して腕を上げて防ぎ、顔に飛んでくる拳に対しては首を曲げて躱し、腹部に刺してくる拳を手の平で受け止める。
肉薄し、一進一退の格闘戦が繰り広げられる中、
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