侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part2
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97: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/19(月) 12:11:00.43 ID:c3b0uZJF0

理亞「…………」

ルビィ「理亞ちゃん……? どうしたの、画面をじーっと見て……」

理亞「……やっぱ、この人……見たことある」

ルビィ「え?」

にこ「あのねぇ……果林はかなり有名なモデルなのよ? 確かにあんたはテレビとか興味なさそうだけど、見たことくらいは……」

理亞「いや、そっちじゃない。もう一人の方」

にこ「え?」

海未「理亞……愛に見覚えがあるのですか?」

理亞「うん。……前、グレイブマウンテンの北側の基地で飛空艇を開発してるとき……この人が居たと思う」

海未「……なんですって? それは本当ですか?」

理亞「というか、こっちの青髪の方の人も、実際に見た覚えがある……」

海未「グレイブ団とも繋がりが……? 他には何か覚えていませんか?」

理亞「……やり取りは全部ねえさまがしてたから……それ以上のことは……」

海未「そうですか……」

理亞「せめて……ねえさまが喋れる状態なら……」

海未「……そう、ですね」


海未さんはまた口元に手を当てて思案を始める、が、


かすみ「あのー……ちょっといいですかー?」


かすみちゃんが手を上げて、それを中断させる。


海未「なんですか?」

かすみ「ずっと聞いてて思ったんですけど……皆さん難しく考えすぎじゃないですか……?」

侑「かすみちゃん……? どういうこと……?」

かすみ「この会議って千歌先輩を助けるための会議なんですよね? 向こうの目的とか、そんなに難しく考えなくてもいいんじゃないですか?」

海未「……ふむ?」

かすみ「果林先輩たちは、千歌先輩がいると困るから、千歌先輩を捕まえに来たんですよね? なら千歌先輩さえ取り戻しちゃえば、また相手は困った状態に戻ると思うんですよぉ……だったら、かすみんたちは千歌先輩たちを取り戻すことを一番優先して考えるべきだと思うんです」

海未「……なるほど」

鞠莉「果林たちの計画に千歌の排除が含まれているなら……千歌を奪還しちゃえば、向こうはまたそのプロセスをもう一度踏まないといけなくなる……そういうことが言いたいのかしら?」

かすみ「そうですそうです!」


確かに随分周到な準備をして千歌さんを攫っているあたり、千歌さんの強さというのがよほど障害になると考えていた可能性は高い。

実際、千歌さんが味方にいるのといないのとでは、心強さが全然違うし……。


侑「でも、そのためには千歌さんたちの居場所がわからないといけないし……そもそも、私たちはウルトラスペースに行く方法もないわけだし……」


むしろ、そこが問題なんだ。だけど、かすみちゃんはきょとんとして、


かすみ「え、でも……さっきの話聞いてると、そのウルトラスペースってやつを渡る方法も、全部リナ子の元になった人? が考えたんですよね? じゃあ、リナ子が完全復活しちゃえば、渡る方法も教えてもらえるんじゃないですか?」


そう答える。



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