95: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/19(月) 12:09:24.37 ID:c3b0uZJF0
海未さんは穂乃果さんから、ポケモン図鑑を受け取り、鞠莉さんと一緒にセッティングをしていく。
程なくしてセッティングが終わり──プロジェクターに図鑑の画面が映し出される。
海未「穂乃果、彼方、侑、かすみ。貴方たちに……果林の使っているウルトラビーストの──フェローチェのことについて、お聞きしたいのですが」
侑「フェローチェのこと……?」
穂乃果「えっとね、フェローチェはこのポケモンだよ」
そう言いながら、穂乃果さんがフェローチェの画面を表示する。
──スラリとした体躯の真っ白なポケモンが表示される。
海未「このポケモンで間違いありませんか?」
かすみ「はい! こいつがフェローチェです! こいつが……しず子を……」
侑「……?」
ただ、私は首を傾げる。
侑「色が……違う……?」
彼方「あ、そっか……侑ちゃんは色違いのフェローチェしか見たことないもんね……」
海未「……それは、どんな色ですか?」
侑「えっと……上半身はこのままなんですけど……下半身が黒くて……」
リナ『博士、私をパソコンに繋いでもらえないかな?』 || ╹ᇫ╹ ||
鞠莉「いいけど、何するの?」
リナ『画像に直接色を塗って、色違いを再現する』 || ╹ ◡ ╹ ||
鞠莉「なるほど……。OK. わかったわ」
鞠莉さんは手際よくリナちゃんをパソコンに繋ぎ──
リナ『画像を直接いじって、色違いを再現するね。侑さん指示して』 || ╹ ◡ ╹ ||
侑「わかった。えっと、この部分が黒で……」
私はプロジェクターに映った画像を指差しながら、リナちゃんに少しずつ色を付けてもらう。
侑「そうそう……こんな感じだった」
だんだん、完成形が近づいてきたそのとき、
ことり「……あれ……?」
ことりさんが、声をあげた。
曜「ことりさん?」
ことり「……これ、どこかで見覚えが……あ」
ことりさんは立ち上がり、
ことり「あ、あの……リナちゃん! この画面、速く動かしたりって出来る?」
そうリナちゃんに注文を出す。
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