79: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/19(月) 11:56:25.30 ID:c3b0uZJF0
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──会議室内では、すでに招集した人間がほとんど揃っていた。
ウチウラ、ホシゾラ、コメコ、ダリア、セキレイ、ローズ、ヒナギク、クロユリのジムリーダーたち。
ちょうどローズを訪れていた理亞には、そのままローズに残ってもらっていた。
そして、ツバサを派遣した甲斐もあって、英玲奈もちゃんと出席している。
加えて──
善子「ずら丸……あんた、どういう肩書でここにいるの……?」
花丸「人間、人には言えないこともあるんだよ、善子ちゃん」
善子「善子じゃなくてヨハネよ!!」
事態が事態なだけに、ダリアジムからは、にこだけでなく、花丸にも出席してもらっている。
なので、ジムリーダーは9人。四天王4人に、地方の博士である善子と鞠莉。加えて歴代チャンピオンの穂乃果と果南。参考人として彼方に同席してもらうことになっている。
即ち、ポケモンリーグ理事長である私を含めて──19人という大所帯だ。
海未「……果南と鞠莉はまだ来ていないみたいですが……」
どうやら、彼女たちの到着が最後になりそうだ。
席に着いて、彼女たちの到着を待とうとした矢先、
花陽「海未ちゃん……!!」
花陽が駆け寄ってくる。
海未「花陽? どうかしましたか?」
花陽「わ、わたし……っ……果林さんがずっとコメコに住んでること、知ってたのに……なんにも気付かなくて……っ……」
海未「……花陽。その話は、会議が始まってから──」
花陽「でも……っ……! 私がもっと早く気付いていれば、千歌ちゃんだって……っ……!」
ことり「落ち着いて、花陽ちゃん……。……花陽ちゃんのせいじゃないよ」
花陽「でも……!」
花陽は人一倍責任感が強い。故に自分の町に今回の事件の主犯格が潜んでいて、それに気付けなかった自分に負い目を感じているのだろう。
そんな彼女をことりが宥める中、
英玲奈「──花陽、ジムリーダーがそのように取り乱すのはみっともないぞ」
英玲奈が花陽に向かって厳しい言葉を飛ばす。
もちろん、そんなことをしたら黙っていない人物がいる。
凛「ちょっと!! かよちん落ち込んでるんだよ!? そんな言い方しないでよ!!」
凛だ。
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