侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part2
1- 20
769: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/09(月) 18:03:25.31 ID:jK0Y5xHa0

愛「…………アタシ……りなりーに……生きてて……欲しかった……、……世界なんて……どうでもいいから……生きてて……欲しかった……」

リナ『愛……さん……』 || 𝅝• _ • ||

愛「…………そっ、か……りな、りーは……アタシに…………生きてて、欲しかったんだ…………」


それは鏡のようで──愛ちゃんが……心の底で願っていたことのように……。

璃奈ちゃんは──自分の夢だった、『みんなと繋がる』ことよりも……それ以上に……愛ちゃんに生きて欲しかった。

生きていて……欲しかった。

生きていて……欲しがった。

ただ……愛ちゃんに……この世界で生きていく未来を、選んで欲しかった。


愛「……ぁ、ぁぁっ……」


愛ちゃんが──泣き崩れる。


愛「……ぅ、ぅっ、ぁぁぁぁっ、……り、なりーっ、……りな、りーっ、……りな、りー……っ……ぅぅっ、ぁっ、ぅぁぁぁぁぁぁっ」


──しばらくの間……ウルトラスペースには、愛ちゃんの嗚咽が……静かに静かに……響いていたのだった……。





    👑    👑    👑





 「──ジ、ジジ……ジ……ジ……。……」


──ズウン、と音を立てながら、デンジュモクの巨体が崩れ落ちる。


せつ菜「……はぁ……はぁ……やっと……倒せました……」
 「ワォンッ…!!!」

かすみ「はぁ……はぁ……これで……何匹目……ですか……?」
 「カイン…ッ」

しずく「はぁ……っ……はぁ……っ……ご……50匹……くらいかな……」

彼方「さすがに……きついかも〜……」

果林「……数が……多すぎる……」


長い間続く、度重なる戦闘にかすみんたちはもう限界ギリギリでした。


エマ「み、みんな、大丈夫……!?」

姫乃「弱ったポケモンはこちらに……!!」

遥「怪我した方が居たら、すぐに診ます……!!」


後方で回復を任せていたエマ先輩とはる子、その二人の護衛をしていた姫乃先輩が駆け寄ってくる。


かすみ「侑先輩……歩夢先輩……リナ子……早く……帰ってきて……」


祈るように呟いた──そのときだった。

目の前のウルトラホールが眩く輝いて……その向こうから──


せつ菜「……! 皆さん!!」

しずく「……! あのポケモンたちは……!」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
791Res/1707.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice