768: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/09(月) 18:02:26.87 ID:jK0Y5xHa0
愛「………………」
リナ『……愛さん』 || ╹ _ ╹ ||
愛「…………なんで」
リナ『…………』 || ╹ _ ╹ ||
愛「……なんで……助けたの……」
リナ『それは……』 || 𝅝• _ • ||
愛「……やっと……りなりーのところに……行けると思ったのに……」
リナ『…………』 || > _ <𝅝||
愛「……やっと終われるって……思ったのに……。……ねぇ……なんで……? ……なんで、助けたの……? ……ねぇ……!!」
リナ『…………』 || > _ <𝅝||
愛「答えてよっ!!」
激しくリナちゃんに向かって詰め寄る愛ちゃん。
愛「ねぇ……!!! 答えてよ!!!! なんで、助けたのっ!!!?」
詰め寄る愛ちゃんの前に──
歩夢「…………」
歩夢が歩み出て──
──パシンッ。
愛ちゃんの頬を叩いた。
私はその光景に……呆気に取られてしまった。
侑「……あ、歩夢が……人を……叩いた……?」
私はそんな光景を今まで一度も見たことがなかったため、心底驚いてしまった。
それは私だけではなく、
愛「…………ぇ……」
愛ちゃんも同様だったようで……。突然のことに目を丸くしていた。
歩夢「…………まだっ、……わからないの……っ……!!」
歩夢は怒っていた。大粒の涙を目に溜めながら……怒っていた。
歩夢「……リナちゃんが……璃奈ちゃんだからだよ……っ……!」
愛「……ぇ……」
歩夢「……前に愛ちゃんを助けたときと何も変わらない……っ!! リナちゃんが、璃奈ちゃんだからだよっ!! なんで、わからないのっ……!!」
歩夢の目から、ぽろぽろと涙が零れだす。
愛「…………変わら……ない……?」
歩夢「…………璃奈ちゃんが願ったことは……愛ちゃんと同じなんだよ……」
愛「……アタシと……同じ……? …………──……ぁ……」
歩夢の言葉に……何かに気付いて──愛ちゃんの目から、涙が零れだした。
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