765: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/09(月) 17:59:40.53 ID:jK0Y5xHa0
揺れる空間の中で必死に耐え続けると……次第に衝撃波は収まり始め──
「──ブィィィィィ……」
侑「……!! イーブイッ!!!」
歩夢「……侑ちゃん!?」
イーブイがこちらに向かって吹っ飛んでくる。
私はイーブイに向かって、一目散に駆け出して、
侑「イーブイッ!!」
「ブィ…」
イーブイに跳び付くようにキャッチする──と、同時に浮遊感。
リナ『侑さん!? 跳んだら落ちる!?』 || ? ᆷ ! ||
侑「!?」
イーブイを助けること以外、何も考えてなかった……!?
飛び出してしまった私の真下に──
「ガオーレッ!!!!」
滑り込むようにして、白銀のソルガレオが救出してくれた。
侑「あ、ありがとう……ソルガレオ……」
「ガオーーレッ」
歩夢「……ほっ……」
どうにか、無事助かった……。
愛「……あっはは、あはははははははははっ!!!!」
侑「……!!」
愛「はぁ……っ……はぁ……っ……強い……強いね、確かに強いよ……っ……ゆうゆ……っ。それは認めてあげる。だけどね──」
「…アーーーゴヨッ…!!!」
侑「……うそ」
歩夢「……そん、な……」
愛ちゃんとアーゴヨンは──まだ、倒れていなかった。
すでにボロボロだけど……それでもまだ、しっかりと飛んで、私たちを見据えていた。
愛「最後に勝つのは──やっぱり、アタシたちだ……!!」
「…アーーーゴッ!!!!」
アーゴヨンがその身からカッとオレンジ色の光を放つと同時に──引き寄せられるようにどこからともなく、“りゅうせいぐん”が降り注いでくる。
──向こうも満身創痍による攻撃だけど……ボロボロの私たちを倒しきるには、十分すぎる攻撃だった。
愛「これで……終わりだぁぁぁぁぁっ!!!」
迫る流星。
どうにか逃げられないか、避けられないか、考えたけど──数が、多すぎる。
いや──
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