76: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/19(月) 11:54:02.36 ID:c3b0uZJF0
リナ『博士が直してくれたんだよ!』 || > ◡ < ||
鞠莉「あなたたちを病院に搬送した際に、一緒にローズに届いていたらしいんだけど……話を聞いた善子がすぐにわたしの研究所に送るように手配してくれたの。それに、緊急停止モードが功をなしたみたいで、ストレージには一切問題がなかったわ」
リナ『だから、元通り!』 || > ◡ < ||
侑「そっか……よかった……」
それを聞いて、私はホッとする。
リナちゃんに関しては事件後、どこに行ったのかもよくわかっていなかったから……こうして元気な姿を見ることが出来て、心底安心している自分がいた。
リナ『あと、歩夢さんたちのことも聞いた……力になれなくてごめんなさい……』 || 𝅝• _ • ||
侑「うぅん……こうしてリナちゃんが戻ってきてくれただけで、嬉しいよ……」
リナ『侑さん……うん』 || 𝅝• _ • ||
かすみ「リナ子だけでも無事でよかった……」
リナ『かすみちゃんも無事でよかった』 || 𝅝• _ • ||
お互いの無事を喜んでいると、
果南「それはそうと鞠莉……私のこと探してたの?」
果南さんは鞠莉博士に向かってそう訊ねる。
感動の再会で忘れかけていたけど……言われてみれば鞠莉博士、結構焦っていたような……。
鞠莉「あ、そうだった……! この忙しいときに、どこほっつき歩いてたの!?」
果南「ちょっと病院まで……。街を歩いてたら、バトルの音が聞こえてきたからさ」
鞠莉「病院でバトル……? ……会議に遅れたりしたら、また海未さんに怒られるわよ?」
侑「会議……? そういえば、さっき会議棟に向かってるって……」
「ブイ?」
果南「うん。今からあそこで、今回起きたチャンピオン連れ去り事件について、対策会議をすることになってる」
侑「え……?」
鞠莉「ち、ちょっと果南!? 会議内容については内密にって……!」
果南「大丈夫。この子たちはその会議に参加してもらうから」
侑・かすみ「「え?」」
「ブイ??」
あまりに唐突な話だったため、かすみちゃんと二人でポカンとしてしまう。
鞠莉「...What?」
いや、私たちだけじゃなくて、鞠莉さんもポカンとしていた。
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