75: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/19(月) 11:52:49.44 ID:c3b0uZJF0
■Chapter052 『作戦会議』 【SIDE Yu】
侑「あの……果南さん……」
果南「ん?」
私は前をぐんぐん進んでいく果南さんに訊ねる。
侑「一体……どこに向かってるんですか……?」
「ブイ」
かすみ「それはかすみんも気になります!」
イーブイを抱きかかえながら歩いているここは──ローズシティの中央区。
中央区だから、出来ればボールに入れたかったけど……絶対に入る気がなさそうだったので、上着の前を締め、絶対に飛び出さないように、その中に入れて抱きしめているような状態だ。
……もふもふだから、ちょっと気持ちいい。
果南「あそこ」
そう言いながら、果南さんが指差すのは──ローズシティの中央に聳える大きなタワー。
あれって確か……。
侑「セントラルタワー……?」
果南「そうだよ。あそこの会議棟に向かってる」
かすみ「? そこで何かあるんですか?」
果南「うん。これから、あそこでね──」
果南さんが説明を始めたちょうどそのとき、
「かなーんっ!! やっと、見つけた!!」
前方から、見慣れた金髪の女性がこちらに向かって駆けてくる。
あの人って……。
侑・かすみ「「鞠莉博士!?」」
鞠莉「え? 侑に……かすみ……?」
私たちを見て、きょとんとする鞠莉博士。
そして、そんな鞠莉博士が持っていたカバンから──
リナ『侑さーん!!』 || 𝅝• _ • ||
侑「リナちゃん!?」
リナちゃんが飛び出してきた。
リナ『侑さん!! 侑さん……!! 無事でよかった……』 || > _ <𝅝||
侑「リナちゃんも、無事だったんだね……! よかった……」
私はリナちゃんを抱きしめる。
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