侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part2
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758: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/09(月) 17:54:17.27 ID:jK0Y5xHa0

侑「イーブイ!! “めらめらバーン”!!」
 「ブーーーイィッ!!!」


至近距離からの突撃──絶対に避けられない距離。

だと思ったのに、


 「ルーーリィッ!!!!」
愛「ちょ!? ルリリ!?」


ルリリが自分から愛ちゃんの前に飛び出して、攻撃を受けに出てきた。


侑「く……!?」

 「イッブィッ…!!!」


突撃の反動で跳ね返るイーブイを、


 「ウニャァ!!」


頭にしがみついていたニャスパーが、サイコパワーで私の元に引き寄せ救出。


愛「ルリリ……!!」
 「ルリィ…」


愛ちゃんは直撃を受け、瀕死になったルリリをキャッチしながら、


愛「離れろ……!!」


アーゴヨンにしがみついている私に蹴りを入れてくる。


侑「ぐっ……!?」


蹴り飛ばされ、私がウルトラスペースに放り出された──瞬間、


 「ガオーーーレッ!!!!!」


白銀のソルガレオが私の真下に滑り込み、間一髪で救出される。


歩夢「侑ちゃん、大丈夫!?」
 「ラリオーナッ!!!」

侑「な、なんとかね……」
 「ブィ…」


近寄ってきた歩夢と共に、再び愛ちゃんと相対する形になる。


愛「……生身で突っ込んでくるなんて……大した度胸だね。一歩間違ったら、ウルトラスペースの中に消えるところだったよ?」

侑「でも、お陰で……ルリリは倒せた……」

愛「……全くね。やるじゃん。正直……見くびってたよ……。……でも、もう遊びは終わり」
 「アーーゴッ!!!」


アーゴヨンが毒針をこちらに構える──


愛「“ヘドロウェーブ”!!」
 「アーーーゴッ!!!!!」


直後、橙色の毒液が毒針から噴き出す。

ただ、最初に使った集束された一本の毒液じゃない──3本の針から、辺り一帯を覆いつくすようなとんでもない範囲に毒液が発射され、それはまるで毒の壁のように私たちに迫ってくる。



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