754: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/09(月) 17:51:48.05 ID:jK0Y5xHa0
歩夢「侑ちゃん、平気……!?」
侑「た、助かった……ありがとう……」
リナ『“エアカッター”なのに……すごい威力……』 || > _ <𝅝||
本来はそんなに強力な技じゃないはずなのに、キズナ現象によって強化されたアーゴヨンは、ソルガレオの鋼鉄の防御すら平気で貫いてくる。
そんな中、愛ちゃんは攻撃を防いだニャスパーを見下ろす。
愛「……そのニャスパー……ドッグランでアタシを助けたニャスパーだよね」
「ニャ〜」
愛「……やっぱり……りなりーのニャスパーだったんだね……」
「ニャ〜」
愛「ねぇ、ニャスパー……。……アタシは今から、りなりーのところに行くんだ……。……一緒に行こう……りなりーのところに……」
愛ちゃんはそう言うけど、
「ニャァ〜」
ニャスパーはふるふると首を振る。
愛「……そっか……。……ニャスパーも……わかってくれないんだ……。……でも、大丈夫……みんな一つになるから……」
リナ『愛さん……もうやめて……! そんなことしても、何も戻らない……! 誰も望んでる結果にならない……!』 || > _ <𝅝||
愛「だから……それを決めるのは……りなりーだ……」
リナ『璃奈だって、こんなこと望んでない……!! 望んでるわけない!!』 || > _ <𝅝||
愛「この問答にこそ意味がない……君の言葉は……どこまで行っても、りなりーの言葉じゃないんだよ……」
リナ『愛さん……』 || 𝅝• _ • ||
愛「……こんなところまで追ってきて、説得しようなんて甘いこと考えてないでさ……。本当にアタシのやってることが間違ってるって思うなら……力尽くで止めてみなよ……」
「アーーーゴ…!!!」
愛「アタシもアーゴヨンも……とっくに覚悟は決まってるんだ……!! “りゅうせいぐん”!!」
「アーーゴヨンッ!!!!」
アーゴヨンの全身がカッと眩く光る。直後──ウルトラスペース内だと言うのに、大量の流星が私たちに向かって降り注いでくる。
侑「く……ソルガレオ!!」
「ガオーーレッ!!!」
ソルガレオが“おたけび”をあげながら、自身の体に周囲のエネルギーを集束し始める。
それと同時に私はソルガレオから跳び下りて、
侑「ウォーグル!!」
「──ウォーーーッ!!!」
ボールから出したウォーグルの脚に掴まる。
侑「“メテオドライブ”!!」
「ガオーーーレッ!!!!!」
ソルガレオは、自身に集束したエネルギーと共に、隕石のように真っ向から突進し──“りゅうせいぐん”を割り砕きながら、突き進む。
確かにアーゴヨンのパワーはすごいけど……こっちだって、ウルトラビーストなんだ……!!
「ガオーーーーレッ…!!!!!」
“りゅうせいぐん”を正面突破しているにも関わらず、ソルガレオは全く勢いを衰えさせることなく──愛ちゃんたちに突っ込んでいく。
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