727: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/08(日) 13:46:04.31 ID:5MWtUFJH0
璃奈「……私に考えがある」
愛「マジ……!?」
璃奈「一旦倉庫に行ってくる。愛さんはサブエンジンを稼働してて、もちろんオーバーヒートしないギリギリの範囲で」
愛「わかった!」
璃奈「それじゃ、行ってくる」
私が駆け出そうとすると──
「ウニャァ…」
ニャスパーが私の足にしがみついてきて、
璃奈「……ニャスパー、ここで待ってて」
「ウニャァ…」
でも、ニャスパーは離れようとしない。
……ポケモンは、人よりもずっとずっと……勘が鋭い。
──私はニャスパーを抱き上げ、
璃奈「愛さん。ニャスパー、預かってて」
ニャスパーを愛さんに預ける。
愛「わかった。ニャスパー、りなりーは今忙しいから、アタシと一緒にいよう」
「ウニャァ〜…」
嫌がるニャスパーを愛さんが抱きしめる。
璃奈「愛さん、ニャスパーのこと……お願いね」
愛「ん、任せろ♪」
「ベベノ…」「ベベノ…」
璃奈「ベベノムたちも……ここで待っててね。それじゃ、今度こそ行ってくる!」
愛「頼んだよ、りなりー!!」
愛さんは私を信用して──送り出してくれた。
璃奈「──…………ごめんね。…………愛さん」
📶 📶 📶
──シップの後部にある倉庫に入り、持ち込んだ端末で倉庫内のコンソールにアクセスする。
璃奈「……倉庫をロック。装甲循環エネルギーを一時的に倉庫外壁に集中」
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