725: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/08(日) 13:44:21.91 ID:5MWtUFJH0
璃奈「わっ……!」
「ウニャ〜」
愛「とっとと……りなりー、大丈夫?」
「ベベノ〜?」「ベベベノ〜?」
璃奈「うん……平気、ありがとう」
愛さんが私とニャスパーを抱き留めてくれる。
ベベノムたちは浮いてるから、平気そう……。
愛「……今の揺れ……何……?」
璃奈「……確認する」
私はコンソールを弄りながら、機体の状態を確認すると──
璃奈「……まずいかも」
愛「え?」
璃奈「……メインエンジンが……損傷したかも……」
愛「……なっ!?」
メインエンジンの異常アラートが確認出来た。
ただ、実際に見てみないと端末からだけでは状況の把握が出来ない。
璃奈「ちょっと様子を見てくる」
愛「船外用のスーツ、用意する……!!」
璃奈「お願い」
📶 📶 📶
私が船外に出て、直接確認を行う──
愛『りなりー! どう……!?』
璃奈「……メインエンジンの噴出口がひしゃげてる……これじゃ、使い物にならない」
愛『……ま、マジか……』
メインエンジンは……目に見えてわかるくらいに損傷を受けていた。
エネルギー推進のための噴射口がひしゃげていて、とてもじゃないけどこれを使って航行することが出来ないのは間違いない。
璃奈「…………」
私はそれを見て考え込む。
恐らく、さっき揺れたときに何らかの損傷を受けたんだとは思う。
デブリか何かがぶつかった……?
いや、このメインエンジンの損傷の仕方は……外側から、何かがぶつかったというより……内側から力が掛かっているように見える。
内側からってことは……。
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