720: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/08(日) 13:38:56.71 ID:5MWtUFJH0
政府役人「安全が保障されていないなら、この話は到底許可出来ない。それならば、今ある確実な方法を進めるべきだ。我々には時間も多くは残されていない」
愛「…………っ」
璃奈「……なら、私たちだけで行きます」 || ╹ᇫ╹ ||
愛「……りなりー……?」
璃奈「実際に観測を行って……その上で、改めてエネルギー回収のための安全を確保した理論を完成させたら……この作戦を許可してもらえますか? その間、こちらでは今ある方法を進めていてもらっても構わない」 || ╹ᇫ╹ ||
政府役人「……ああ、それなら構わない」
愛「りなりー……でも、アタシたち二人で行くのは……危険だよ」
璃奈「そんなことは百も承知。……だけど、行かないわけにいかない」
愛「……りなりー」
璃奈「みんなが望む平和を、幸せを……みんなの想いを、未来に繋げるために……誰かが誰かと繋がる世界を守るために……私たちの研究はあるから」
誰かが犠牲になる世界じゃない。誰もが誰かと繋がれる、そんな世界のために……私はずっと研究を続けてきたから。
璃奈「その可能性が目の前にあるなら……私は諦めずに手を伸ばしたい」
私の言葉を聞いて、
愛「……わかった」
愛さんは頷いてくれた。
愛「一緒に行こう……そんで、全部守って……繋げよう」
璃奈「うん」
📶 📶 📶
愛さんと二人でウルトラスペースへ発つことも決定し……研究室で、もろもろの準備を行っている最中のことだった。
彼方「──りーなちゃん♪」
璃奈「彼方さん?」
彼方さんが私に声を掛けてくる。
それと同時に──
璃奈「……良い匂い……」
すごく甘くて、良い匂いがしてくる。
彼方「実はね〜スフレを作ったんだ〜♪ 一緒に食べない〜?」
璃奈「うん! 食べたい!」
彼方「よかった〜♪ 休憩室で食べよ〜♪」
璃奈「うん!」
「ウニャァ〜」「ベベノ〜♪」「ベベノ〜♪」
彼方「ニャスパーとベベノムたちも一緒に食べようね〜♪」
彼方さんに誘われて、休憩室に移動する。
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