717: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/08(日) 13:31:51.82 ID:5MWtUFJH0
政府役人「……わかった、いいだろう。では、改めて組織内でポケモンの扱いに長けた2名──アサカ・果林、ミヤシタ・愛に、コスモッグの管理権を渡す」
コスモッグは愛さんと果林さんの手に渡ることになった。
政府役人「辞令は追って出す」
璃奈「わかりました」 || ╹ᇫ╹ ||
📶 📶 📶
危うく全権剥奪されかねないところだったけど……どうにか、首の皮1枚繋がった感じだ……。
そして後日──正式に愛さんに“SUN”、果林さんに“MOON”という階級称号が与えられた。
今後は、この二人がそれぞれコスモッグを管理することになる。
璃奈「愛さんに渡されるコスモッグは、彼方さんが持ってた子みたいだね」
愛「まぁ……カナちゃんの持ってたコスモッグは、カリンとは仲悪かったからね……」
愛さんと話しながら研究室に戻っていくと、ちょうど中から果林さんたちの話し声が聞こえてきた。
果林「──それにしても……なんで“SUN”と“MOON”……太陽と月なのかしら……?」
恐らく、果林さんたちも辞令について話しているんだと思う。
そこに愛さんがドアを開けながら、
愛「文献を見つけたからだよ」
果林さんの疑問に答える。
果林「愛……」
彼方「文献って?」
璃奈「2匹目のコスモッグを見つけた世界で、石板があったの覚えてる?」
果林「あったような……なかったような……」
愛「まあ、あったんだけどさ。その石板にあった碑文をりなりーが言語解析プログラムにずっと掛けてたんだけど……それの結果が出たらしくってね」
果林「それが太陽と月だったの?」
愛「コスモッグは成長すると、太陽の化身もしくは月の化身へと姿を変えるんだってさ」
璃奈「日輪と月輪が交差する場所で、交差する時に、人の心に触れ、太陽の化身もしくは月の化身に姿を変えるって記されてた」
彼方「あーだからか〜……太陽と月をそれぞれ授けるぞ〜ってことだね〜」
璃奈「そんな感じ。強いトレーナーの傍に居ればいつか覚醒して、私たちの力になってくれるだろうって考えてるみたい」
ただ、果林さんが本当に聞きたかったのは、命名理由というよりも……どういう基準で選ばれたかということみたいだったらしく、
果林「……“SUN”は貴方よね、愛」
愛さんに向かって、そう訊ねてくる。
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