701: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/08(日) 13:04:32.25 ID:5MWtUFJH0
果林「わかった……。手伝うわ」
彼方「それじゃ、彼方ちゃんはお昼寝してるから頑張ってね〜」
果林「貴方も手伝いなさい」
彼方「や、やだよ〜」
璃奈「とりあえず、出来るだけ早く終わらせちゃおう……」
「ウニャァ〜」「ベベノ〜♪」「ベベノ〜♪」
璃奈「ありがとう。みんなも手伝ってくれるんだね」
果林「ポケモンですら、率先して手伝ってくれるのに……こんな情けない姉の今を知ったら、遥ちゃんもガッカリでしょうね……」
彼方「……!?」
果林「……あ、もしもし、遥ちゃん?」
彼方「果林ちゃんやめてっ!? 遥ちゃんにだけは言わないでっ!?」
果林「じゃあ、今すぐ運ぶのを手伝いなさい」
彼方「り、了解であります! 軍曹!」
果林「誰が軍曹よ……」
愛「二人とも、コントやってないで手伝ってよ〜!」
📶 📶 📶
さて、検索結果が出るまで、実に数週間の時間を要した。
その結果……。
璃奈「……あった。この伝承に出てくる絵。このポケモンにそっくり」
愛「どれどれ……“星の子”……か……」
璃奈「浴びた光を際限なく吸収して、そのエネルギーで成長する……。名前は……コスモッグって呼ばれてたみたい」
彼方「君、コスモッグって言うんだ〜」
「ピュイ…」
果林「一気にエネルギーを放出すると、空間に穴があいた……? これって……」
璃奈「たぶん、大昔の人が見たウルトラホールのことだと思う……」
果林「じゃあ、貴方……ウルトラホールをあけられるのね」
果林さんが話しかけると──
「ピュ」
コスモッグはそっぽを向く。
果林「……相変わらず“なまいき”な子ね……」
「ピ、ピュィィ…」
彼方「あーほら〜、果林ちゃんが怖い顔するから、もふもふちゃんがびっくりしちゃったよ〜?」
果林「すぐ彼方に隠れるんだから……」
もふもふちゃん──もといコスモッグは随分人に慣れたものの……果林さんには一向に懐かず、“なまいき”な態度を取っていた。
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