690: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/08(日) 12:52:42.60 ID:5MWtUFJH0
璃奈「……消えた……」
愛「……とりあえず、ベベノムたちのボール、回収してくる」
璃奈「う、うん。気を付けてね……」
私たちは目的のホールを発生させることが出来たが──想定外の謎の生物に遭遇し、困惑を隠せなかった。
📶 📶 📶
璃奈「……愛さん、これ」
愛「ん」
愛さんに開いた本のページを見せる。
今、私たちがいるのは──プリズムステイツにある国の図書館だ。
その伝説やUMA──所謂、未確認生物の本が集まっている場所に来ている。
そして、私が開いたページには──
愛「……虫の頭と翅、筋肉質な上半身、四本の足を持った異形……。……間違いない、こいつだ」
璃奈「……うん」
例の謎の生物と特徴の一致する記載があった。
愛「……名前は……マッシブーンと、名付けた……場所は……。……もう海に沈んじゃった島だね……」
璃奈「この発見例……500年以上前だからね……」
今はもう残っていない土地で……遥か昔に、発見例があった。
璃奈「この謎の生物は……ひとしきり、筋肉を見せつけたあと……空間に穴を開け、消えていったと言われている……」
愛「…………」
普段だったら、オカルトや伝説で片付けてしまうことだけど……。
愛「りなりー、同じような目撃例、集めてみよう」
璃奈「うん。書籍内の情報を自動で抽出するプログラム、作ってみる」
私たちは普段見ることのないような本の情報を片っ端から洗い始めた。
📶 📶 📶
──それによって、わかったことは……。
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