684: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/08(日) 12:48:31.83 ID:5MWtUFJH0
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璃奈「愛さん、これ見て」
愛「ん?」
璃奈「2台の機材で同時に計測してみた結果」
愛「……微妙に出てる数値が違う……?」
璃奈「もしかしたら、エネルギーの集束点の座標がわかるかもしれない」
愛「確かに……! いやー、新しい機材買った甲斐あったね!」
璃奈「うん」
最近詰まっていた研究も……増えた予算で買った新機材のお陰で、少しずつだけど進みつつあった。
璃奈「──……やっぱり、ある程度エネルギーの集束点はランダムに変化してるね」
愛「たぶん……集束点の完全予測は不可能っぽいね〜……」
璃奈「ただ、範囲だけでも絞り込めれば、十分現実的な試行回数まで持ってけると思う」
愛「だねー……。……まあ、それでも根本的にエネルギーが足りてないんだけど……」
璃奈「ポケモンももう50種以上試したけど……」
愛「……アプローチを変えてみた方がいいんかねー……」
璃奈「例えば?」
愛「集束点がランダムに変化するなら……エネルギー同士をぶつけることも出来るかなって」
璃奈「……確かに。……というか、本来は技をぶつけてたんだから、もっと早く思いつくべきだった」
愛「ま、やっと発生するエネルギーの形がわかってきたところだからねー」
璃奈「……そうだね。……じゃあ、早速試してみよう」
──ぐー……。
璃奈「……」
愛「……っと、もう夕方じゃん……。お昼食べてなかったね」
璃奈「ご飯食べてからにする……」
愛「ん、そうしよっか」
──二人で実験室から出ると、
「ベベノーーー!!!」「ベベノーーー!!!」
璃奈「ベベノムたちがお怒り」
愛「あー、わかったわかった!! ご飯遅くなって悪かったって!」
「ベベノーー!!!」「ベノーー!!!」
ベベノムたちが飛びまわる中、簡単な食事の準備を始める。
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