682: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/08(日) 12:46:32.81 ID:5MWtUFJH0
──ただ、ここから研究進捗は難航していくことになる……。
📶 📶 📶
愛「さて、ベベノム! お前の故郷だぞ〜!」
「ベベノ♪」
ベベノムは嬉しそうに陽光の丘を飛びまわり始める。
璃奈「ベベノム、嬉しそう」
愛「そうだね、連れてきてあげてよかったね」
私たちは本日、野生のベベノムの生息地である、陽光の丘を訪れている。
愛「研究詰めだったし……アタシたちも久しぶりに羽を伸ばそうかね〜……」
璃奈「うん」
ここしばらく、なかなか思うように結果が進展していなかった。
より大きなエネルギーを持つポケモンを見つけることは出来ていたけど……それでも、ホールを発生させるほどの大きなエネルギーにはまだまだ遠く……相変わらずエネルギーの大小を決める要素もわかっていないままだった。
恐らく、ポケモンが内包しているエネルギーが関係しているんだとは思うけど……。
愛「お、ベベノム。早速、他のベベノムと仲良くしてるじゃん」
璃奈「ホントだ」
私たちの白光のベベノムは、本来の色のベベノムたちに紛れて楽しそうに飛んでいる。
でも、しばらくすると──
「ベベノ♪」
一度私たちのところに戻ってきてから、
「ベベノ〜♪」
「ベノ〜」「ベノム〜」「ベベベノ〜」
また、ベベノムたちのもとへと戻っていく。
そんなことを繰り返していた。
愛「アタシたちに楽しいこと、報告してくれてるのかもね♪」
璃奈「うん。きっとそう」
ぽかぽか陽気の丘で、ベベノムを見守っていると──
「ベベノ?」
1匹のベベノムが私に近寄ってくる。
「ベベベノ? ベノ?」
璃奈「ベベノム……私の周りを飛んでる」
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