侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part2
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679: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/08(日) 12:44:47.45 ID:5MWtUFJH0

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──結論から言うと、ポケモンがボールから入る瞬間、エネルギーを放出しているというのは正しかった。

調べ方は簡単で、他の種類のポケモンをボールに戻す瞬間にも同じようなことが起きているか、ということを調べるだけだから、すぐにわかった。

ただ……。


愛「い、意味わからん……」


その数値をまとめたデータを見て、愛さんは頭を抱えていた。


愛「……放出エネルギーがポケモンの種類ごとによって違うのは、わかるんだけど……」

璃奈「……体重、身長、形状……そこに相関性が見つけられない……」


簡単に言うと、私たちは大きなポケモンや重いポケモンほど小さくなるときにたくさんエネルギーを放出していると考えていたんだけど……どうやら、それはあんまり関係ないらしい。

ボスゴドラの方がコロモリよりも放出エネルギーが小さいと言えば、それがどれくらいイメージに反していたのかが、わかりやすいだろうか。

ただ、一つわかったことがある。


璃奈「……これなら……より大きなエネルギー効率が出せるかもしれない……」


私たちが、研究を前に進める一歩を見つけた瞬間だった。





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──さて、私たちの目的は研究だけど……研究を続けていくためには必要なことがある。

それが……研究発表だ。


璃奈「……で、ですので……ポケモンがボールに収まる瞬間、お、及び飛び出す瞬間には……こ、高次元空間との、えねりゅぎーの……噛んだ……」

愛「……ふーむ……」

璃奈「やっぱり、ダメかな……」

愛「アタシはそういうりなりーも可愛くて好きだけど……やっぱ、発表の場ってなるとね……」

璃奈「……だよね……」


今はその練習中。

まだ私たちが目指している核心の部分ではないけど……途中でも、大きな発見があったときにしっかり発表する必要がある。

何故なら──それによって、次期の研究予算がどれだけ下りるかが変わってくるからだ。

でも……。


璃奈「私……やっぱり、発表は……苦手……」


私はとにかく発表というものが苦手だった。



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