662: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/08(日) 12:28:44.16 ID:5MWtUFJH0
愛「アタシ、最近ここに来たばっかりでさ〜……若くて、まあ女じゃん? だから、周りのおじさんたちの目が厳しくてさ〜……。だから、君みたいな小さな女の子がいると思わなくて、びっくりしちゃったよ!」
璃奈「小さな女の子……。……私……13歳です……。……そんなに、変わらないと思う……」
愛「え……!? あ、愛さんと1つ違い……!? 10歳くらいだと思った……」
それは……よく言われる……。
私は背が低いから、特に……。
愛「でもそれって同年代ってことだよね!! ホント愛さん、同年代の子と会えるなんて思ってなかったから嬉しいよ!! ……あ! アタシ、ミヤシタ・愛って言うんだ!」
璃奈「……テンノウジ……璃奈……」
愛「んじゃ、りなりーだね! よろしく!」
璃奈「りなりー……」
彼女は、私の手を握ってぶんぶんと上下に振る。
なんというか……距離の詰め方が……すごい……。
愛「でさでさ! アタシ、もっとりなりーの話聞きたくってさ! だから、今からりなりーの所属してる研究室に行こうと思ってたんだ〜!」
璃奈「え?」
愛「いい?」
璃奈「……いい……けど……」
愛「そんじゃ、レッツゴー!」
璃奈「わ……!」
彼女は私の手を引いて走り出す。
璃奈「わ、私の研究室の場所……わかるの……?」
愛「……あ!」
私の言葉を聞いて、急に止まる。
愛「……わかんない……案内して!」
璃奈「……こっち……」
今度は逆に彼女の手を引いて、私は自分の研究室を目指して歩き出す。
📶 📶 📶
愛「ここがりなりーの研究室なんだね!」
璃奈「……うん」
部屋に入るなり、彼女は興味深そうに、私の研究室内をキョロキョロと見回す。
面白いものとか……別にないんだけど……。
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