655: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/07(土) 11:59:47.61 ID:Xct6+7De0
歩夢だった。
侑「どうしたの?」
歩夢「空……見て……」
侑「空……?」
歩夢に促されて見上げると──
侑「うわぁ……!」
そこには、今にも落ちてきそうな満天の星が瞬いていた。
しずく「綺麗……」
かすみ「前に来たときは、それどころじゃなくて気が付かなかったですけど……確かにこれはすごいですねぇ……!」
侑「うん……!」
そして、そんな星空に反応するかのように、
「────」「────」
コスモウムたちも活発に私たちの周囲を回っている。
せつ菜「コスモウムたちのこの反応……場所はここで間違いなさそうですね……!」
侑「うん! あとは、夜明けを待つだけだね!」
「ブイ」
しずく「夜明けとなると……あと9時間くらいでしょうか……?」
彼方「そんなに待てない〜……彼方ちゃんは寝る〜……すやぁ……」
姫乃「はぁ……マイペースですね……」
果林「……とはいえ、少し長いし、休息を取る必要はありそうね……。……特に侑、歩夢。貴方たちは突入もあるから、今のうちに休んでおきなさい」
侑「は、はい!」
歩夢「わかりました」
エマ「かすみちゃんたちも先に寝ちゃっていいよ♪ 見張りはわたしたち大人がするから♪」
かすみ「そういうことなら……お言葉に甘えて……」
しずく「うん、そうだね。暁時を逃さないためにも……早めに寝て備えるべきだしね」
せつ菜「でしたら、あちらに集まって寝ましょう!」
侑「うん」
「ブイ」
私たち図鑑所有者の5人は、先に仮眠を取らせてもらうことにする。
石畳の上にそのまま転がるのも憚られるので、シートを敷いて……薄手の毛布だけ出して、みんなで横になる。
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