654: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/07(土) 11:58:10.01 ID:Xct6+7De0
果林「まったく……それでも元“MOON”なの……?」
彼方「だってもう4年も前の話だよ〜……? それに、彼方ちゃんのスタイルは昔から座して動かずだったし〜」
果林「……はぁ……もう、手引いてあげるから、頑張りなさい」
彼方「わ〜♪ 優しい〜♪ 優しい妹とお義姉ちゃんに挟まれて、彼方ちゃんハッピーだよ〜♪」
果林「はいはい。調子いいんだから……」
遥「ふふ♪」
あちらはあちらで仲睦まじそうだ。
せつ菜「それにしても……すっかり日が暮れてしまいましたね」
そう言いながら、せつ菜ちゃんが私たちのところまで駆け下りてくる。
かすみ「上ったり下りたり忙しそうな人ですね……」
歩夢「あはは……」
「────」
リナ『これだと……もう黄昏時は過ぎちゃってるから……』 || ╹ᇫ╹ ||
しずく「そうなると次は、暁時ですね」
侑「頂上に行って、夜明けまで待つことになるかな」
「────」
せつ菜「ですね! それじゃ、ラストスパートです! 行きますよ、ダクマ!!」
「ベァーマッ!!!」
せつ菜「うおおおおお!!」
「ベァーーー!!!」
歩夢「せ、せつ菜ちゃん……あの……だから、これは儀式で……。……行っちゃった……」
「────」
侑「あはは……」
「────」
私たちは頂上を目指します。
🎹 🎹 🎹
──頂上にたどり着くと……辺りはすっかり暗くなっていました。
かすみ「野生のポケモン……いませんよね……?」
侑「……前に来たときは襲われたもんね」
「ブィ…」
しかも、かなり強かったし……。一応、警戒して周囲を見渡すけど、
せつ菜「皆さーん! 遅いですよー!」
「ベァーマ」
相変わらず元気そうなせつ菜ちゃんがいるだけで、野生のポケモンはいなさそうだ。
とりあえず一安心していた、そのとき──袖をくいくいっと引かれる。
歩夢「侑ちゃん……」
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