侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part2
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653: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/07(土) 11:57:26.36 ID:Xct6+7De0

エマ「それじゃ……ゴーゴート、お願いね」
 「ゴォート」


足を怪我しているエマさんは、ゴーゴートの背に乗って登り出す。


果林「エマ。辛かったら、すぐに言うのよ」

エマ「うん、ありがとう、果林ちゃん♪」

姫乃「……」


仲の良さそうなエマさんと果林さんを見て、姫乃さんが不満そうな顔をしながら付いていく。


しずく「……この三角関係……ありですね……」

かすみ「なに言ってんのしず子……」

せつ菜「はっ……! こんなに長い階段……ダッシュで登れば、いい修行になるはず……!!」
 「──ベァーマッ!!」

せつ菜「ダクマ……! まさか自分から出て来るなんて……! 一緒に修行したいってことですね!!」
 「ベァーマ」

せつ菜「それでは一緒に階段ダッシュしましょう!! ……うおおおおおお!!!」
 「ベァァァァ!!!!」

歩夢「……せ、せつ菜ちゃん……これは儀式だから、ダッシュは……。……行っちゃった……」
 「────」

侑「あはは……せつ菜ちゃんらしいや……」
 「ブイ」「────」

しずく「かすみさん、今回は走らないの?」

かすみ「さすがに3回目となると……ゆっくり景色でも見ながら登ろうかな……」

しずく「ふふ、そっか♪」


しずくちゃんがクスクス笑いながら、かすみちゃんと一緒に登り始める。


侑「それじゃ、私たちも行こっか」
 「────」

歩夢「うん」
 「────」


2匹のコスモウムを連れ、私たちも階段を登り始めた。





    🎹    🎹    🎹





せつ菜「──皆さーんっ!! 遅いですよー!!」
 「ベァ!!」


登っていくと、途中でせつ菜ちゃんとダクマが、足踏みしながら待っていた。


かすみ「あの人、どんだけ元気なんですか……」

彼方「……かなたひゃん…………もう、むりぃ〜……」

遥「お、お姉ちゃん……もうちょっとだから……頑張って……」


彼方さんはすでにヘロヘロで、さっきから遥ちゃんが後ろから押してあげている。



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