侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part2
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648: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/07(土) 11:52:42.72 ID:Xct6+7De0

侑「……ホントに私でいいの……?」
 「────」

彼方「……コスモウムはもしかしたら……ずっと主を探してたのかもしれないね」

侑「え……?」
 「────」

彼方「だって、彼方ちゃんの傍に4年も居たのに……進化の兆しすらなかったんだもん」

果林「太陽の化身、月の化身になぞらえて、“SUN”と“MOON”の称号を組織内で最も強い二人に与えていた……。それは単純な強さが化身の力を呼び覚ますと思っていたからだという節があるわ。……でも、本当はそうじゃなかったかもしれない」

侑「それって、一体……?」
 「────」

彼方「それが何かはわからないけど……コスモウムは侑ちゃんに、その何かを見出したんじゃないかな」

侑「……そういうことなの? コスモウム?」
 「────」


周りを飛びまわっているコスモウムに訊ねても、言葉が返ってくるわけじゃないけど……。

大人しかったコスモウムがこんなに活発に動き回っている様子が、答えなんじゃないだろうか。


侑「……わかった。それじゃ……私と一緒に来て、コスモウム」
 「────」

歩夢「侑ちゃん……!」
 「────」

侑「うん……! コスモウムたちを進化させよう……!」
 「────」





    🎹    🎹    🎹





──現在私たちは、ウルトラスペースシップに乗り込み……私たちの世界を目指しているところだ。


姫乃「果林さん、本当に全速でいいんですね……!? ここで燃料を使ったら、確実に愛さんを追いかけることはできなくなりますが……」

果林「ええ。とにかく、戻るのを優先して。どっちにしろ、シップで追い付けないなら、コスモウムたちが進化することに賭けた方がいい」

姫乃「……わかりました」


速いと言っても1日以上は掛かるらしいので、私たちは移動の時間を使いコスモウムの進化条件について考えているところだった。


リナ『私が以前読んだ石碑の碑文のとおりなら……コスモウムは、日輪と月輪が交差する場所で、交差する時に、人の心に触れ、化身へと姿を変えるって記されてた』 || ╹ᇫ╹ ||

侑「太陽と月が交差する場所……」
 「────」

歩夢「どういうことかな……?」
 「────」


コスモウムたちは、どんどん活発に私たちの周囲を衛星のように回っている。

まるで、進化のタイミングを今か今かと待っているかのように……。

コスモウム側の準備が出来ているなら、あとは条件を整えてあげるだけだけど……。



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