635: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/06(金) 17:12:50.49 ID:djK6Kzqg0
粗方の話もついて……。
あとは──
侑「あとは……帰るだけだね」
「ブイ」
かすみ「ですね」
私たちは歩夢と、しずくちゃんと、せつ菜ちゃんを無事救出し……果林さんの野望も食い止めた。
やっと戦いが終わったんだ……。
──そう思った、そのときだった。
「──しずくちゃーーーーんッ!!!」
空から電子音のような声が降ってきた。
しずく「この声……もしかして、ロトム……?」
「やっと見つけたロトッ!!!」
焦った様子で、しずくちゃんの目の前にロトム図鑑が舞い降りてくる。
しずく「どうしたんですか……?」
「た、大変ロトッ!!!」
焦った様子のロトムが口にしたことは、
「やぶれた世界に居た、マリーたちが…愛って人にやられたロト…!!!」
しずく「え!?」
まさに青天の霹靂。私たちの知らない場所で、まだ事態が動いていたことを知らされる。
侑「ど、どういうこと!?」
「ゲートを狙われたロト…あまりに強すぎて、果南ちゃんもダイヤちゃんも歯が立たなかったロト…」
果林「──なるほどね……愛はゲート側に行ってたのね……」
そう言いながら、彼方さんに手を引かれる形で、果林さんがこちらに歩いてくる。
果林「……今すぐ、愛を呼び戻すわ。もう戦闘が終わったことを伝える」
果林さんが愛ちゃんを止める旨を口にした瞬間──
「──その必要はないよ」
またしても、空から声が降ってきた。
その場にいた全員が、空を見上げると、
愛「……アタシはここにいるから」
「アーーゴ」
黄色と黒の巨大なハチのようなポケモンに掴まった──愛ちゃんがいた。
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