629: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/06(金) 17:07:40.20 ID:djK6Kzqg0
侑「ヨハネ博士……! 同じ図鑑所有者ってことは……!」
せつ菜「その……はい……。先ほど……ポケモン図鑑と……最初のポケモンを……頂きました……」
せつ菜ちゃんは少し恥ずかしそうに、目を伏せながら言う。
せつ菜「わ、私……その……侑さんに図鑑所有者でなくてもチャンピオンに、とか、なんか、いろいろ言ったから、そんな私が図鑑所有者になるのは、あれかと思うかもしれませんが、ですから、その……」
侑「よかったぁ〜〜!!」
せつ菜「わぁっ!?///」
私は思わずせつ菜ちゃんに抱き着いてしまう。
せつ菜「ゆ、侑さん……!?///」
侑「せつ菜ちゃんが……うぅん、菜々ちゃんが、やっと夢を叶えられて……よかった……」
せつ菜「侑さん……。……はい……」
侑「えへへ、これからはおんなじ図鑑仲間だ♪」
「ブイ」
抱き着きながら、ニコニコ笑っていると、
歩夢「…………むー……」
侑「おとと……? 歩夢……?」
歩夢が、私の腕に抱き着いてくる。
侑「え、えっと……どうしたの……?」
歩夢「…………むー……」
歩夢はぷくーっと頬を膨らませたまま、不満そうにしている。
わ、私……何かしたかな……?
そんな歩夢に、
しずく「歩夢さん、言いたいことがあるなら、ちゃんと言わないと、侑先輩にはわかりませんよ? 鈍感なんですから」
しずくちゃんがそんなことを言う。
歩夢「…………知ってるけど…………。……むー……」
侑「え、えっと……?」
「ブイ…」
侑「え、なんでイーブイ呆れてるの……?」
リナ『さすがの私もこれには、リナちゃんボード「あきれ」』 ||  ̄ ᇫ  ̄ ||
侑「リナちゃんまで!?」
ホントになんなの……!?
私が歩夢の反応にあたふたする中、
せつ菜「……そうだ、しずくさん」
しずく「はい?」
せつ菜ちゃんがしずくちゃんの手を取って──
せつ菜「私……結局、守ろうとした直後に敵対関係になってしまったせいで……まだしずくさんのことを、ちゃんと守れていません」
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